鹿島のFW鈴木優磨が26日、22歳の誕生日を迎えた。前日の神戸戦では同点ゴールをマーク。練習後にはファンから両手に抱えきれないほどのプレゼントを受け取る中、チームメートのDF内田篤人からもライダースジャケットを贈られた。同じ車に乗り込んだDF安西から「似合ってました」と証言されたストライカーは「嬉しいっすね」と満面の笑みを浮かべて喜んだ。
この話の発端は、先月27日の内田の誕生日だった。鈴木、安西、山口、金森の若手4人が、今年ドイツから帰国した内田の家にはおそらく扇風機が無いだろうと予測し、尊敬する先輩のためにお金を出し合ってダイソンの空気清浄器付き冷暖房をプレゼント。ついでに冗談交じりに自分たちの誕生日を伝えていたところ、内田が本当にお返しを用意してくれていたのだった。
ライダースジャケットを渡される際には、内田から「もっとこれからもっといっぱい点を取ってくれ」と声を掛けられたという。「器が広いっていうか、人と違うところを見ている。広い心で見てくれている」と尊敬の思いが尽きない様子だった鈴木。「ここから巻き返して何とかリーグ(タイトル)を獲れるように頑張る」とあらためてチームへの貢献を決意していた。