JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦1部 第1節が8日に行われ、味の素フィールド西が丘の第一試合では法政大学と駒澤大学が対戦した。
昨季の総理大臣杯を制した法政大は、全日本大学選抜のMF紺野和也(3年)やU-21日本代表FW上田綺世(2年)らが先発出場。対する駒澤大はDF星キョーワァン(3年)やFW高橋潤哉(3年)らが先発メンバーに名を連ねている。
立ち上がりから拮抗した展開で、両チームともに決定機を作れないまま推移。開幕戦らしく、互いに手堅い内容で試合に入った。均衡が破られたのは20分、法政大が先制に成功。最終ラインの背後へ抜け出したDF黒崎隼人(4年)がペナルティーエリア左側から縦へ突破し、飛び出してきた相手GKをかわす。ゴールライン際からの折り返しに、待っていたのは上田。難なく押し込み、ゴールネットを揺らした。
1点リードで迎えた後半も法政大が主導権を握る。51分、MF末木裕也(3年)の右CKから上田が右足ダイレクトで合わせて2点目を記録した。さらに65分には紺野が得意のドリブルで敵陣右サイドからカットイン。左足シュートを決め、スコアは3-0となった。
苦しい展開となった駒澤大は終了間際、左サイドからの攻撃で一瞬の隙を突き、MF中原輝(4年)が混戦から押し込んで1点を返した。だが、反撃は1点止まりだった。試合は3-1で終了。法政大が開幕戦で勝ち点3を獲得した。次節は15日、県立保土ヶ谷公園サッカー場にて東洋大学と対戦する。一方、黒星スタートとなった駒澤大は次節、14日に東金アリーナ陸上競技場にて東京国際大学と対戦する。
【スコア】
法政大学 3-1 駒澤大学
【得点者】
1-0 35分 上田綺世(法政大学)
2-0 51分 上田綺世(法政大学)
3-0 65分 紺野和也(法政大学)
3-1 88分 中原輝(駒澤大学)
取材・文=内藤悠史
U21日本代表FW上田綺世が2得点…法政大、開幕戦で駒澤大に3発快勝