明治安田生命J1リーグ第17節が22日行われ、鹿島アントラーズは柏レイソルと対戦し、6-2で圧勝。順位を10位に上げた。一方の柏は14位に後退した。
■土居のゴールはJ1最速・クラブ通算1,500得点!
鹿島アントラーズは22日、明治安田生命J1リーグ第17節で柏レイソルと対戦。鈴木優磨の2ゴール、土居聖真のゴールなどで6-2と圧勝し、順位を10位へ上げた。鹿島がリーグ戦で6得点を記録したのは2012年以来、また土居のゴールはJ1最速となるクラブ通算1,500得点という節目となった。
68分に交代するまで攻撃陣を牽引した土居は、「内容と結果が伴う試合になった。失点はあるけど、それ以上に点を取れている」とチームの勢いを強調した。
土居が語るように鹿島は11分に鈴木のゴールで先制しながら、そのわずか6分後に柏に追いつかれる展開に。しかし、ゴールへの強い意思を90分間通して示し続け、鈴木が2ゴール、そして中村充孝、土居、安部裕葵、安西幸輝がそれぞれ1ゴールを上げ、チーム全体が連動し流れるような攻撃で柏の息の根を止めた。
「1点だけでなく何点も取ろうというチーム全体の意識が高かった」と振り返る土居だが、自身が記録した4点目がクラブ通算1,500得点という節目のゴールになったことを「知らなかった」という。「目の前の試合を一つひとつ勝つことが、今の自分たちには一番大事。個人個人の記録ではなく、チームの勝利だけを追求している」と、勝利への執着を口にした。
猛暑の中、J1リーグは連戦が続き、鹿島にはC大阪、G大阪と大阪でのアウェイ2連戦という過酷なスケジュールが待っている。
だが、土居は「一人ひとりのリズムとテンポがすごくいいので、勢いそのままに点を取り続けていきたい」と、ここ2試合で9ゴールと好調な攻撃陣を中心にチーム全体が勝利のために戦うことを誓った。3日後はACLの日程の関係で繰り延べになっていた第14節・アウェイC大阪戦。「連戦を乗り切ることで、チームがまた一つ上のレベルに上がる」と必勝を期した。
鹿島FW土居聖真「勢いそのままに点を取り続けていきたい」…圧巻のゴールショーを振り返る