日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月5日金曜日

◆GK・高桑大二朗、サポーターに愛された守護神(サンスポ)



高桑大二朗 Daijiro.Takakuwa


特集:GO!ベガルタ仙台


 連載第25回はGK高桑大二朗(45)。温厚な人柄でサポーターに愛されたが、試合に入るや一転、厳しい表情で相手の猛攻をセーブ。守護神としてチームの苦しい時期を支えた。

 鹿島時代の2000年、三冠獲得に貢献。Jリーグベストイレブンに選ばれた。日本代表としても同年にアジアカップ優勝。カタール戦に出場した。その高桑がベガルタに加わったのは03年。プロ生活をスタートさせた横浜マリノスで指導を受けた清水秀彦監督から誘われた。

 開幕戦から出場を果たし、無失点勝利に貢献。1メートル90の恵まれた体格を生かしたセービングで、何度となく相手の決定的なシュートを止めた。残念ながらけがで途中から出場機会を失い、ベガルタもJ2降格。04年以降もチームに残り、ゴールを守った。

 しかし、06年途中に出番を失うと、その年をもってベガルタを離れる。古巣の横浜Mを経て、J2の徳島に移籍。09年をもって引退したが、徳島がホーム最終戦で戦った相手は、当時J2で優勝に王手をかけていたベガルタだった。

 試合後に開催された高桑の引退セレモニーでは、かつてのチームメートら徳島の選手と参加。高桑をねぎらった。これも彼が愛されたことを示すエピソードといえる。

 今は日本サッカー協会の年代別日本代表でGKコーチを務める。U-16日本代表コーチとしてAFCU-16選手権にも参加。来年のU-17W杯出場権を獲得したチームとともに、国際舞台で戦っている。

高桑 大二朗(たかくわ・だいじろう)

 1973(昭和48)年8月10日生まれ、45歳。東京都出身。92年に横浜Mでプロ入り。鹿島、東京Vを経て2003-06年にベガルタで活躍。その後、横浜M、徳島でプレーし、09年に引退。横浜M下部組織コーチを経て、現在はU-16日本代表GKコーチ。J1通算113試合、J2通算112試合出場。日本代表1試合出場。1メートル90、82キロ(現役時)。利き足は右。GK。




◆GK・高桑大二朗、サポーターに愛された守護神(サンスポ)


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