日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月5日金曜日

◆【鹿島】内田の劇的ゴールで先勝!「日本は勝って兜の緒を締めろとすぐ言う。勢いも大事だよ」(報知)



内田篤人 Atsuto.Uchida



 ◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽準決勝第1戦 鹿島3―2水原三星(3日・カシマ)

 鹿島は、水原三星(韓国)に3―2で劇的な逆転勝利を収めた。2―2で迎えた後半ロスタイムにDF内田篤人(30)が勝ち越し点を奪った。日本勢の準決勝第1戦勝利は初めて。リーグ、ルヴァン杯、天皇杯と4大会を並行して戦う過密日程を乗り越えて公式戦7連勝。第2戦は24日に敵地・水原で行われる。

■「みんなの力で点が取れました」

 カシマスタジアムのボルテージが最高潮に達した。2―2の後半ロスタイム。ゴール前の混戦を内田が制した。相手GKのパンチングを拾い、シュート。一度は防がれたが、ボールはまたしても内田の前へ。右足を振り抜き、値千金の勝ち越し弾がネットを揺らした。「最後はみんなの力で点が取れました」

■開始7分2失点…直後に円陣

 前半2分に失点。その5分後に2点目を奪われた。内田は直後、チームメートを集め、円陣の中心で声を張った。「まず1回、しっかり守ろう」。浮足立つイレブンにハッパをかけ、同21分に相手のオウンゴールで反撃開始。FWセルジーニョのゴールで同点とし、ロスタイムに自ら殊勲のヒーローとなった。

■「帰ってきた意味がない」

 全4タイトル獲得の可能性を残し、過密日程をこなす中で価値ある1勝を手繰り寄せた。「タイトルを取るために鹿島に戻ってきた」が今季前半戦は肉離れで4度離脱。「これじゃ帰ってきた意味がない」と決意を新たにし、後半戦は主力としてピッチに君臨している。

■「韓国人3人のためにも」

 自身の発言力や影響力を自覚し、時に報道陣を通じて仲間にメッセージを伝える。前日会見では「チームの韓国人3人のためにも、絶対に勝たないといけない」と力を込めた。チーム所属の韓国人に、GK権とDF鄭だけでなく、キム・ヨンハ通訳をあえて加えた。

■「胸が熱くなりました」

 18歳で来日してから日本語を猛勉強し、26歳で名門・鹿島の通訳を務める裏方スタッフに光を当てた。韓国メディアへの対応のため会見を聞いていたヨンハ通訳は「胸が熱くなりました。韓国人の僕が言うのは違うかもしれませんが、ACLは国と国のプライドを懸けた戦い。鹿島を勝たせたいという思いがより強くなりました」と振り返る。

■大けが離脱の仲間に

 今季始動直後、「一緒に頑張っていこう」と誓い合い、9月に全治6か月の大けがで離脱したDF伊東にはシャルケ時代のユニホームを贈った。ベンチから戦況を見守る際にはベンチを飛び出し、味方に指示を出す。全ては仲間とともにタイトルを獲得するためだ。

■「勢いも大事だよ」

 「日本人は『勝ってかぶとの緒を締めろ』とすぐ言う。そんなことはない。勢いも大事だよ」と内田。次戦は引き分け以上で決勝進出が決まる。7年半ぶりに鹿島に帰還した内田の活躍で、クラブ悲願のアジアタイトルに、また一歩近づいた。(岡島 智哉)

 ◆過去のJクラブの準決勝第1戦 02年にアジア・チャンピオンズリーグに名称変更してから昨年まで、Jクラブが準決勝に進出したのは7回(08年のG大阪―浦和はそれぞれカウント)。過去6試合で初戦に勝利したチームはなかった。引き分けは4回(07、08、17年)あり、そのうち3回(07&17年浦和、08年G大阪)で決勝進出を果たしている。初戦で敗れた3回(09、13、15年)はすべて敗退。


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◆【鹿島】内田の劇的ゴールで先勝!「日本は勝って兜の緒を締めろとすぐ言う。勢いも大事だよ」(報知)





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