日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年11月20日火曜日

◆ACL優勝・鹿島アントラーズが選手泥酔で飛行機出発を遅らせた(文春オンライン)






 11月10日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝を制し、初のアジア王者となった鹿島アントラーズ。だが、帰途のドバイで飛行機を足止めする騒動を起こしていたことが「週刊文春」の取材でわかった。

 スポーツ紙デスクが語る。

「国内タイトルを19も持つ鹿島ですが、ACLだけは勝ったことがなく“内弁慶”と言われてきた。いわば悲願のタイトルでした」

 ACL決勝第2戦は、テヘランで行われた。

「イランの名門・ペルセポリスが相手で、まさにアウェー。ピッチ状態も悪く、ホーム&アウェーの第1戦で勝っていた鹿島は、シンプルに前に蹴り出す戦術で守備を徹底。狙い通りの引き分けで初優勝を勝ち取った。試合後は皆大喜びで、テクニカルディレクターのジーコは、中東でも監督経験があるため、イランでお酒がご法度なのを知っていながら『ビール持って来い!』とジョークを飛ばしていました(笑)」(スポーツ紙記者)





 翌々日の12日午前2時頃。鹿島の面々はイランから日本への乗り継ぎのため、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ国際空港にいた。


「エミレーツ航空の搭乗カウンターに、黒いジャージ姿の一団が『すぐ眠れるようにスッゴイ飲んできました!』と大騒ぎでやって来ました。驚いたのは1人が泥酔し、両脇を2人に抱えられて歩くことすらできず、口から涎か何か、液体を垂らしていたことです。差し出された水を飲むことすらできない有様で、バッグにアントラーズの文字がありました」(目撃者)



 カウンターの職員はしかめっ面で、泥酔男に搭乗拒否を告げたという。

「中東は酒に厳格で、麻薬と同じ扱いの国もありますからね。ただイランよりも多少寛容なUAEでは空港内のお店などでは飲酒可能ですから、祝杯のつもりが飲みすぎたのでしょう」(同前)

 目撃談を総合すると、当該人物は鹿島のA選手とみられる。同選手が急きょ搭乗を取りやめたため、「荷物の運び出しを行う」旨、アナウンスがあったという。結局同便は約1時間遅れで離陸、到着も遅れた。

「私の知人は、九州へ行く予定だったのに乗り継ぎに間に合わず。私も予定のバスに乗れませんでした。なのに、一言の謝罪もなく、成田で偉そうに取材に応対している鹿島の選手の姿に憤りを覚えました」(乗客)


 この乗客は、憤懣やるかたなく、その後、鹿島に抗議の電話を掛けたという。「電話に応対した職員にこう言われました。『その選手は、時差ボケ予防の薬とともに酒を飲んだため、酩酊してしまったようです。本当に申し訳ございません』」

 11月19日、「週刊文春」は鹿島に事実関係の確認を求めたが、20日15時現在、回答はない。

 ACL初優勝の喜びを台無しにする、とんだ酩酊騒動であった。



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