鹿島アントラーズFW鈴木優磨(22)が地元の千葉県銚子市へ恩返しを行った。22日、銚子市内の小中学全19校に3球ずつ、計57個のサッカーボールを寄贈した。
7月のJリーグ月間MVPの賞金30万円を全て使い、はみ出た分も自ら負担。「地元が好き。だから受賞したときから何かで貢献したかった。銚子があまり元気がないので、元気づけたくて」と思いを明かした。小学2年から片道約1時間かけて鹿島に通い続けるなど愛着は強い。
優勝したACL決勝第2戦で右足首を捻挫し、初選出された日本代表は辞退した。だが、既に練習にも合流。銚子について聞かれたときも「調子は常にいい」と笑い飛ばした。アジアの年間最優秀選手候補に、同僚のMF三竿健斗とともにノミネートされて「素直にうれしいし、自分じゃなく健斗が受賞しても、うれしい。そのくらい一緒に高め合って来ている仲なので」というエースは、間もなく復活する。【今村健人】
◆鹿島鈴木が地元愛爆発 MVP賞金全額でボール寄贈(ニッカン)