日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年2月10日日曜日

◆鹿島新主将の内田篤人、主力流出も「そうしてタイトルを取ってきたチーム」(ゲキサカ)



内田篤人 Atsuto.Uchida


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[2.9 いばらきサッカーフェスティバル 鹿島1-0水戸 カシマ]

 鹿島アントラーズの新キャプテンに就任したDF内田篤人は水戸とのプレシーズンマッチで15分間にわたってプレーした。「開幕がピークじゃない。僕は一回死んだ身ですからみんなと一緒に身体を作っていたらダメ」。長いシーズンを見据えて徐々にコンディションを上げていくようだ。

 昨季から約8年ぶりに古巣鹿島へ復帰。J1リーグ戦では12試合の出場だったが、ACLでは準決勝の決勝ゴールなど要所で大きな活躍を見せ、クラブ史上初のアジア制覇を牽引した。そうして迎えた2年目は新主将を担当。オフには中心選手の流出もあり、さらに大きな役割が期待される。

 しかし、しばらくは焦らず調整していく構えだ。「そこ(開幕)を見ていたら、キャンプ全部やったほうがいいけどそこだけじゃない」。そう強調した30歳は開幕へラストスパートをかける同僚たちとは別調整を続けている模様。「別に遅れているとは思っていない。やれと言われればやれる」上での選択だという。

 オフにはDF昌子源(→トゥールーズ)、DF西大伍(→神戸)といった中心選手が移籍し、最終ラインは大きく顔ぶれが変わることになる。しかし、経験豊富な30歳は問題視していない。「他のチームとは違って良い選手はどんどん海外に出ちゃう。それは日本の現代のサッカーの流れ」と語り、次のように続けた。

「(鹿島は日本の)トップでやっているので、核を作り切れずにチームを作らなきゃいけない難しさはあるけど、ヤナギさん(柳沢敦)も(小笠原)満男さんも俺も、ゲンも、ナオ(植田直通)も。これから出て行く選手がいるかは分からないけど、そうしてタイトルを取ってきたチーム」。

 選手流出を常勝軍団の歴史の一部と受け入れ、「新しい選手が活躍するチャンス」と若手の台頭を期待した内田。「若い選手もポテンシャルは持っている。昨季はスタートでこけたし、型にハマって戦える流れができてくるといいけど、そこに乗っかるまでは難しい」。自らのコンディションも、チームの完成度も、落ち着きをもって高めていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)




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