日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月4日木曜日

◆【鹿島】安部裕葵、バルサからオファーに「何も話せません」…完全移籍が基本線、慰留の方針(報知)






【中古】 サッカー代理人 世界を飛ぶ移籍交渉の舞台裏 日文新書/ロベルト佃【著】...


◆サッカー天皇杯全日本選手権 ▽2回戦 鹿島3―1北陸大(3日・カシマスタジアム)

 スペイン1部バルセロナが鹿島の日本代表MF安部裕葵(20)の今夏獲得を目指し、鹿島側に正式オファーを出したことが3日、鹿島関係者の話で分かった。

 争奪戦の末にMF久保建英(18)を同国のライバル・Rマドリードに奪われた名門は、その代役として南米選手権でA代表デビューを果たした成長著しい安部に狙いを定めた。安部は先発した天皇杯2回戦・北陸大戦(3○1)の試合後「何も話せません」と語った。

 J1通算4得点の20歳に、世界屈指の名門から仰天の正式オファーが届いた。鹿島のMF安部に、バルセロナから今夏獲得に向けた正式オファーが届いたことが判明した。移籍が実現すれば、まずは同国3部リーグの「バルセロナB」に籍を置き、アルゼンチン代表FWメッシ、ウルグアイ代表FWスアレスらが所属する“1軍”への昇格を目指すこととなる。

 バルセロナは、復帰が既定路線だった久保の獲得に失敗。長きにわたりライバル関係にある宿敵・Rマドリードに奪われた。そこで加入予定だった久保の分の攻撃的MFの枠に、久保と同じく2列目を本職とする安部に白羽の矢を立て、将来性に期待を込めてオファーを出した格好だ。

 関係者によると、かねて海外志向の強い安部だが、他の欧州クラブからのオファーが出そろうのを待ちつつ、残留の線も残しながら熟考を重ねている。鹿島側は必要な戦力として慰留に努める。バルセロナとの交渉は完全移籍が基本線だが、クラブ間の歩み寄りの結果次第では、バルセロナ側に買い取りオプションの選択権がある期限付き移籍でまとまる可能性もあるという。鹿島は条件面については明かさない方針だ。

 2017年に瀬戸内高(広島)から鹿島入りした安部は、精度の高いドリブルと豊富なアイデアを武器とするMF。鹿島では今季から10番を与えられ、リーグ戦13試合に出場している。5月以降はリーグ戦での先発がないが、主将として臨むはずだったU―20W杯ポーランド大会(5~6月)の出場を久保らとともに回避され南米選手権(ブラジル)でA代表デビューを果たした。72分間出場した天皇杯2回戦・北陸大戦後は「何も話せません」と明言を避けたが、来年には選出が有力な東京五輪も控える中、成長できるクラブを選ぶために、間もなく決断の時を迎える。(岡島 智哉)

 ◆安部 裕葵(あべ・ひろき)1999年1月28日、東京・北区生まれ。20歳。城北アスカFCで本格的にサッカーを始め、本田圭佑がプロデュースする「ソルティーロFC」を経て瀬戸内高(広島)へ。2017年に鹿島入り。同年4月1日の第5節大宮戦でデビュー。18年Jリーグベストヤングプレーヤー賞。6月の南米選手権でA代表デビュー。171センチ、65キロ。右利き。

 ◆FCバルセロナ 1899年創立で本拠地はバルセロナ。ホームスタジアムはカンプノウ(9万9354人収容)。クラブカラーは青とえんじ。国内リーグ26回、国王杯30回、欧州CL5回、クラブW杯3回の優勝を誇る世界屈指の名門。1月に監査法人デロイトが発表した「クラブ収入ランキング」ではRマドリードに次いで世界2位の約7億ユーロ(約850億円)。




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