日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月13日土曜日

◆【鹿島】MF安部裕葵のバルサ決定!「頼りになる後輩」久保とクラシコ日本人対決(報知)










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 鹿島は12日、日本代表MF安部裕葵(20)がスペイン1部バルセロナに完全移籍することでクラブ間合意したことを発表した。来週にも渡欧し、メディカルチェックなどを経て正式契約を結ぶ。移籍金110万ユーロ(約1億3000万円)、3年間+2年間の延長オプション付き契約となる見込み。同国3部相当のバルセロナBに所属し、トップチーム昇格を目指す。RマドリードのMF久保建英(18)との伝統のダービーマッチ「クラシコ」での日本人対決を実現させる。

 世界屈指の名門クラブに、ついに日本人が加入する。安部のバルセロナ入りが12日、正式に発表された。「失うものは何もない。僕が高校を卒業して鹿島を選んだように、いい環境で自分の人生を歩んでいきたいと思った。行きたくないという感情は少しもなかった」。20歳は決意に満ちた表情で言葉を紡いだ。

 原則2年間は3部相当の「バルセロナB」が主戦場となる。かつて元スペイン代表DFプジョル、同MFシャビ、イニエスタ、同FWメッシらがプレーし、トップ昇格を果たした環境。「身近な後輩ですけど、頼りになる後輩。尊敬もしています」と語るRマドリードの久保と同じカテゴリーでしのぎを削り、「日本人クラシコ」実現へ、ともにトップチーム昇格を目指す。

 仰天のサイドバック転向プランも浮上した。鹿島ではサイドMFでプレーする安部だが、バルセロナ側は昨年の終わり頃から安部の出場試合を全てチェックし、サイドバックに適性を見い出してオファーを出したという。チーム合流後の見極めとなるが、ボール支配率が圧倒的に高いバルセロナのサイドバックは守備負担が少なく、守備よりも攻撃力が求められるポジション。安部は「(コンバートは)全然大丈夫。楽しみです」と意欲を示した。

 13日の仙台戦は欠場し、来週中にも渡欧予定。トップチームがチェルシー、神戸と対戦する日本ツアー(23日・埼玉、27日・ノエスタ)への帯同は現時点で未定で、渡欧後にチーム側と話し合う見通しだ。「自分の力を出しに行くわけではなく、成長するために行く。成長しなければいけないし、成長したい。だったら成長できる環境を選ぶのが当たり前」。誰もが憧れる世界的名門のユニホームに袖を通し、「ABE」の名を世界にとどろかせる。(岡島 智哉)

 ◆安部 裕葵(あべ・ひろき)1999年1月28日、東京都北区生まれ。20歳。城北アスカFCで本格的にサッカーを始め、本田圭佑がプロデュースする「ソルティーロFC」を経て瀬戸内高(広島)へ。2017年に鹿島入り。同年4月1日のJ1第5節大宮戦でデビュー。18年Jリーグベストヤングプレーヤー賞。6月の南米選手権でA代表デビュー。171センチ、65キロ。右利き。

 ◆スペイン3部相当リーグ 20チームを4組に分ける形で合計80チームが加盟。ホーム&アウェー総当たりの全38節。久保のRマドリード(カスティージャ)はグループ1、安部のバルセロナ(バルセロナB)はグループ3に所属するため、両チームの直接対決はない。レギュラーシーズン終了後に各組上位4チームの合計16チームでプレーオフを行い、2チームが昇格する。昨季成績はカスティージャが4位(プレーオフ敗退)、バルセロナBが8位。




◆【鹿島】MF安部裕葵のバルサ決定!「頼りになる後輩」久保とクラシコ日本人対決(報知)


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