日経 Health (ヘルス) 2019年 8月号 / 日経Health編集部 ...
サッカーの鹿島アントラーズFCによる食育事業が、鹿嶋市立豊津小(平賀康意校長、児童58人)で開かれた。日本スポーツ協会公認のスポーツ栄養士と同FCのスタッフが来校し、児童に食事と運動の大切さを伝えた。
食事については、同FC公式スポンサーの昭和産業から派遣された栄養士の松田幸子さんが講義。体をつくる柱として運動、食事、睡眠の重要性を紹介。ビタミンやミネラルなど栄養素の働きをサッカーのポジションに例え、(1)主食(2)主菜(3)副菜(4)汁物(5)果物(6)乳製品をバランスよく取ることを勧めた。松田さんは「朝ご飯は頭と体のスイッチを入れる役割がある。できるだけ食べてください」と訴えた。
運動は体育館で同FCのスタッフが担当。児童たちに遊びの要素を加えた走りを指導し、サッカーも楽しんだ。3年生の根本結衣さん(8)は「テストで100点を取り、運動もしっかりできるよう、ご飯をちゃんと食べたい」と話した。講義の内容は、アントラーズの選手が登場する冊子にまとめられ、児童に配布された。
食育事業は、鹿島アントラーズの地元5市(鹿嶋、神栖、潮来、行方、鉾田)などでつくるアントラーズ・ホームタウン協議会(会長・錦織孝一鹿嶋市長)の事業の一環。2014年から毎年、各市の小学校で実施している。本年度は鹿嶋市が対象で、10月までに市内の全小学校を回る。(藤崎徹)
◆鹿島FC 豊津小で栄養士ら講義 食と運動の大切さ学ぶ(茨城新聞)