中田浩二の「個の力」を賢く見抜く観戦術 サッカーが11倍楽しくなる! (ワニブッ...
2019年08月03日(土) 19:03キックオフ Shonan BMW スタジアム平塚
【入場者数】14,237人 【天候】晴、弱風、 気温27.7度、 湿度86.0% 【ピッチ】全面良芝、水含み
【主審】池内 明彦 【副審】五十嵐 泰之 【副審】武部 陽介 【第4の審判員】柿沼 亨
明治安田J1第21節
同点に追いつくも終了間際の失点に泣き、2-3の敗北
アントラーズは明治安田J1第21節で湘南ベルマーレと対戦した。2点を先制される苦しい試合展開となったアントラーズだが、中2日の厳しい日程の影響を感じさせない怒涛の攻撃で湘南を攻め立てる。すると、61分にセルジーニョがゴールを決めると、73分には白崎がペナルティエリア内で倒されたことで得たPKを伊藤翔が冷静に決めて、2-2の同点に追いついた。しかし、試合終了間際のラストワンプレーとなるコーナーキックから坂に決勝点を奪われてしまった。このまま試合終了のホイッスルが鳴り、2-3と悔しい敗戦を喫した。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
3日前、アントラーズは高温多湿の埼玉スタジアムでアウェイゲームを戦った。スコアは、1-1のドロー。勝ち点3を逃してしまったが、過酷な環境で選手たちは試合終了のホイッスルまで懸命にプレーを続けた。
試合後の記者会見で指揮官は、「この暑さの中で、プラン通りのゲームをしてくれた。非常にいいゲームだったと思う」と選手たちを称えた。ただ、ドローという結果に対しては「勝ち切るところは、今後、もう一度自分たちでしっかりと突き詰めていこうと話した」と話し、「次のゲームまで中2日なので、しっかりとリカバリーをしていく」と湘南戦への切り替えを強調していた。
試合翌日、チームは休む間もなく午後から練習を再開。リカバリーメニューを消化し、可能な限りコンディションを整えた。
そして、迎えた試合当日。キックオフの約2時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは守護神クォンスンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、チョンスンヒョン、小池が入った。 チョンスンヒョンは公式戦7試合ぶりの先発出場となった。ボランチはリーグ戦3試合連続で三竿と名古がコンビを組む。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎、前線は土居、セルジーニョが務めた。ベンチには、曽ケ端、山本、町田、遠藤、小泉、伊藤、上田が入る。山本は公式戦4試合ぶりのベンチ入りとなった。
19時3分。茹だるような暑さのShonan BMW スタジアム平塚で、戦いの火蓋が切って落とされた。
立ち上がり、アントラーズはボールを繋ぐことができず、フィジカルコンディションで上回る湘南相手に後手を踏む場面が目立った。
16分、コーナーキックの流れからクロスを入れられると、ファーサイドで折り返され、最後は野田が決定的なボレーシュート。これは失点には至らなかったが、前半は湘南のペースで試合が進んでいった。
主導権を握れないアントラーズ。だが、20分にようやくこの試合初めてのチャンスをつくる。レアンドロが後方から相手選手に倒され、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得する。キッカーの永木から放たれたボールは、壁の上を超える綺麗な軌道でゴールに迫ったが、惜しくもバーを直撃し、ゴールを奪うことは出来なかった。
初めてのチャンスをつくったアントラーズだったが、その後は湘南の前線からのプレスに苦しむ。
それでも42分、アントラーズはカウンターからチャンスをつくる。左サイドでパスを受けた白崎が、中央へドリブルで進入していき、逆サイドでフリーになったレアンドロへパス。ボールを受けたレアンドロは、ペナルティエリア内右から強烈なシュートを放ったが、これは相手GKに阻まれ、ゴールは奪えなかった。
良い流れのまま前半を終わらせたいアントラーズ。しかし、アディショナルタイムにピンチを迎えてしまう。ペナルティエリア手前でフリーキックを献上すると、キッカーの松田が放ったシュートは、ゴールに迫る軌道を描いた。だが、これはポストに救われ、失点には至らなかった。
前半はこのまま0-0のスコアで終了。アントラーズはフィジカルコンディションで上回る湘南に長い時間押し込まれる展開となったが、なんとかスコアレスでハーフタイムを迎えた。
エンドが替わった後半。試合は前半と変わらず湘南のペースで進んでいく。
すると49分、アントラーズは失点を喫してしまう。ロングボールを跳ね返せずに中盤で拾われると、右サイドに展開され、杉岡に低いクロスを入れられてしまう。このクロスをゴール前で山崎に合わせられ、ネットを揺らされてしまった。
失点直後の52分、アントラーズは勢い付く湘南を止められず、再び似たような形で失点を喫してしまう。中盤で落としを受けた齊藤にドリブルでペナルティエリア手前まで進入され、逆サイドを駆け上がった杉岡へパスを送られる。これを受けた杉岡にフリーでシュートを放たれた。シュートブロックに入った永木に当たって、角度が変わったボールを野田に押し込まれ、ゴールネットを揺らされてしまった。0-2とアウェイで非常に厳しい状況に追い込まれた。
2失点目を献上してしまったアントラーズは、レアンドロとの交代で伊藤、小池との交代で山本を投入。一気に2人を同時投入し、逆襲を狙う。
すると61分、アントラーズが反撃の狼煙を上げる。高い位置で得たスローインから白崎が抜け出し、相手DFよりも先にボールへ触る。こぼれ球に反応した土居が、また相手DFよりも先に触ったことで、ゴール前で混戦が発生。 最後はセルジーニョがゴールへ押し込み、追撃弾が決まった。1-2。
1点差としたアントラーズは、ここから完全に息を吹き返し、怒涛の攻撃を開始する。まずは、65分に三竿がペナルティエリア手前から強烈なミドルシュート、直後の66分にはコーナーキックからゴール前で混戦を生み、得点に迫った。前半の内容とは打って変わり、試合の流れは完全にアントラーズへと移った。
そして、71分。ついに、攻め続けていたアントラーズのチャレンジが報われる。右サイドでフリーとなった永木が低く鋭いクロスをゴール前へ送ると、これがファーサイドまで流れ、ボールは白崎のもとへ。白崎はワントラップ目が大きくなったものの、相手DFに足をかけられて転倒。これがファウルとなり、アントラーズがPKを獲得した。このPKをキッカーの伊藤が冷静に沈め、アントラーズが2点のビハインドから追いつくことに成功した。
同点に追いついたアントラーズは、攻撃の手を緩めることなく、湘南が守るゴールへと襲い掛かる。77分には伊藤翔がカウンターからシュート、83分にはコーナーキックから山本が高い打点でヘディングシュートを放つなど、湘南の守るゴールを脅かしていく。
さらに攻勢を強めたいアントラーズは、86分に最後のカードを切る。土居との交代で上田をピッチへ送った。
試合終盤に突入しても、アントラーズは中2日という厳しい日程を全く感じさせず、湘南を上回るスピードで勝利を目指してプレーを続けた。
しかし、試合終了間際のラストワンプレーで湘南にコーナーキックを与えてしまう。すると、このコーナーキックをファーサイドで坂にヘディングで合わせられ、痛恨の失点を喫してしまった。
ゴールが認められた直後、試合終了のホイッスルが鳴った。スコアは、2-3。一度は2点ビハインドから同点に追いついていただけに悔しい敗戦となった。中2日、そして猛暑のなかで、選手たちは最大限の力を発揮した。しかし、勝ち点を1ポイントたりとも奪えなかった事実は受け入れなくてはいけない。
次戦は、中6日で明治安田J1第22節。ホームで上位の横浜FMと対戦する。国内タイトル奪還のために、絶対に勝利しなくてはいけないシックスポイントゲームだ。まずは2日間のオフで身体をリカバリーし、また横浜FM戦に向けて、最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・伊藤翔が2試合連続ゴール
・チョンスンヒョンが公式戦7試合ぶりの出場
・山本脩斗が公式戦4試合ぶりの出場
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・声をかけ合って、相手の攻撃陣を抑え込もう。
・素早くポジションを取ってパスをつなぐこと。
・最後まで絶対に隙を見せるな!
湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
・信頼して同じことを続けること。
・最後、シュートで終わろう。
・楽しんでプレーしよう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
後半開始直後に失点をしてしまったことがこの試合を象徴している。自分たちが後半の立ち上がりをしっかり入れなかったことが、後々、響いてきた。
Q.同点に追いついた後の狙いは?
A.得点を奪うこと。最後、自分たちがしっかりとサイドで優位性を作って得点を奪うことを狙っていた。
Q.2試合続けて終盤で失点しているが、2試合で共通した課題は?
A.失点をしているので、色々な改善が必要。自分たちがボールを支配することや簡単にボールを奪われないこと、セットプレーを与えないことなど、すべてだと思う。
時間帯を考えてセーフティーにプレーしなければいけないということも考えていかなければいけない。
Q.前半はボールを持つ時間が少なかったが、どのような修正を行ったか?
A.判断の部分。自分たちがボールをつなぐところとつながないところの状況判断を素早くするということを伝えた。
Q.後半の立ち上がりに失点してしまったが、立ち上がりにうまく入ることができない、主導権を握ることが出来ない要因は?
A.色々な要因があると思う。集中力や注意力というのは、ハーフタイムに伝えた。ただ、自分たちの意識の問題。プレースピード、攻守の切り替えのスピードをもっと速くしなければいけないし、強くしていかなければいけなかった。
Q.中2日での戦いだったが、選手たちの動きはどのように評価しているか?
A.しっかりと準備してこの試合に臨んだ。最善を尽くして準備をしてきた。中2日の影響のある中で、やるべきことをやるという部分が少し欠けていたと思う。
湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
安定していてシュートを決める力を持っている選手が揃う鹿島に対して、自分たちはオープンな展開になってしまうとリズムを持っていかれてしまうことは分かっていた。前半に点を取ることが出来ればよかったが、後半は今までにない以上に試合の入りに前向きなプレーを多く出すことが出来た。そこでいい形で2点を取ることが出来た。今日は、自分たちのバーリエーションを増やせた試合だった。
選手コメント
[試合後]
【チョン スンヒョン】
失点はチーム全体の課題として、今後、改善していかなければいけない。3失点してはいけない。本当に悔しい気持ちでいっぱい。
【名古 新太郎】
相手は相当準備してきたと思うし、局面局面でのプレーもすごく激しかった。負けたことが本当に悔しい。
【永木 亮太】
前半は良かったが、後半は相手に起点を作られて、そこを潰しきることが出来ないと、今日のような展開になってしまう。後ろの人数が足りないところをやられてしまった。勝ち点を取って帰りたかったが、こういうこともある。切り替えていくしかない。
【犬飼 智也】
後ろのリスクマネジメントはもっとやれたと思う。前がかりに行っている時に、高いところで取りきるという部分が個人的にできていなかった。そこは今日の課題なので、修正していきたい。
【クォン スンテ】
タイトルを獲らなければいけないチームと言われている中で、この試合を勝つことが出来なかったのは、非常に残念に思う。課題は選手たちも感じている。その課題をどのように改善していくかだと思う。今日は湘南の方が走っていたし、戦っていた。それが結果として出た。
◆2019明治安田生命J1リーグ 第21節(オフィシャル)
3日前、アントラーズは高温多湿の埼玉スタジアムでアウェイゲームを戦った。スコアは、1-1のドロー。勝ち点3を逃してしまったが、過酷な環境で選手たちは試合終了のホイッスルまで懸命にプレーを続けた。
試合後の記者会見で指揮官は、「この暑さの中で、プラン通りのゲームをしてくれた。非常にいいゲームだったと思う」と選手たちを称えた。ただ、ドローという結果に対しては「勝ち切るところは、今後、もう一度自分たちでしっかりと突き詰めていこうと話した」と話し、「次のゲームまで中2日なので、しっかりとリカバリーをしていく」と湘南戦への切り替えを強調していた。
試合翌日、チームは休む間もなく午後から練習を再開。リカバリーメニューを消化し、可能な限りコンディションを整えた。
そして、迎えた試合当日。キックオフの約2時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは守護神クォンスンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、チョンスンヒョン、小池が入った。 チョンスンヒョンは公式戦7試合ぶりの先発出場となった。ボランチはリーグ戦3試合連続で三竿と名古がコンビを組む。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎、前線は土居、セルジーニョが務めた。ベンチには、曽ケ端、山本、町田、遠藤、小泉、伊藤、上田が入る。山本は公式戦4試合ぶりのベンチ入りとなった。
19時3分。茹だるような暑さのShonan BMW スタジアム平塚で、戦いの火蓋が切って落とされた。
立ち上がり、アントラーズはボールを繋ぐことができず、フィジカルコンディションで上回る湘南相手に後手を踏む場面が目立った。
16分、コーナーキックの流れからクロスを入れられると、ファーサイドで折り返され、最後は野田が決定的なボレーシュート。これは失点には至らなかったが、前半は湘南のペースで試合が進んでいった。
主導権を握れないアントラーズ。だが、20分にようやくこの試合初めてのチャンスをつくる。レアンドロが後方から相手選手に倒され、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得する。キッカーの永木から放たれたボールは、壁の上を超える綺麗な軌道でゴールに迫ったが、惜しくもバーを直撃し、ゴールを奪うことは出来なかった。
初めてのチャンスをつくったアントラーズだったが、その後は湘南の前線からのプレスに苦しむ。
それでも42分、アントラーズはカウンターからチャンスをつくる。左サイドでパスを受けた白崎が、中央へドリブルで進入していき、逆サイドでフリーになったレアンドロへパス。ボールを受けたレアンドロは、ペナルティエリア内右から強烈なシュートを放ったが、これは相手GKに阻まれ、ゴールは奪えなかった。
良い流れのまま前半を終わらせたいアントラーズ。しかし、アディショナルタイムにピンチを迎えてしまう。ペナルティエリア手前でフリーキックを献上すると、キッカーの松田が放ったシュートは、ゴールに迫る軌道を描いた。だが、これはポストに救われ、失点には至らなかった。
前半はこのまま0-0のスコアで終了。アントラーズはフィジカルコンディションで上回る湘南に長い時間押し込まれる展開となったが、なんとかスコアレスでハーフタイムを迎えた。
エンドが替わった後半。試合は前半と変わらず湘南のペースで進んでいく。
すると49分、アントラーズは失点を喫してしまう。ロングボールを跳ね返せずに中盤で拾われると、右サイドに展開され、杉岡に低いクロスを入れられてしまう。このクロスをゴール前で山崎に合わせられ、ネットを揺らされてしまった。
失点直後の52分、アントラーズは勢い付く湘南を止められず、再び似たような形で失点を喫してしまう。中盤で落としを受けた齊藤にドリブルでペナルティエリア手前まで進入され、逆サイドを駆け上がった杉岡へパスを送られる。これを受けた杉岡にフリーでシュートを放たれた。シュートブロックに入った永木に当たって、角度が変わったボールを野田に押し込まれ、ゴールネットを揺らされてしまった。0-2とアウェイで非常に厳しい状況に追い込まれた。
2失点目を献上してしまったアントラーズは、レアンドロとの交代で伊藤、小池との交代で山本を投入。一気に2人を同時投入し、逆襲を狙う。
すると61分、アントラーズが反撃の狼煙を上げる。高い位置で得たスローインから白崎が抜け出し、相手DFよりも先にボールへ触る。こぼれ球に反応した土居が、また相手DFよりも先に触ったことで、ゴール前で混戦が発生。 最後はセルジーニョがゴールへ押し込み、追撃弾が決まった。1-2。
1点差としたアントラーズは、ここから完全に息を吹き返し、怒涛の攻撃を開始する。まずは、65分に三竿がペナルティエリア手前から強烈なミドルシュート、直後の66分にはコーナーキックからゴール前で混戦を生み、得点に迫った。前半の内容とは打って変わり、試合の流れは完全にアントラーズへと移った。
そして、71分。ついに、攻め続けていたアントラーズのチャレンジが報われる。右サイドでフリーとなった永木が低く鋭いクロスをゴール前へ送ると、これがファーサイドまで流れ、ボールは白崎のもとへ。白崎はワントラップ目が大きくなったものの、相手DFに足をかけられて転倒。これがファウルとなり、アントラーズがPKを獲得した。このPKをキッカーの伊藤が冷静に沈め、アントラーズが2点のビハインドから追いつくことに成功した。
同点に追いついたアントラーズは、攻撃の手を緩めることなく、湘南が守るゴールへと襲い掛かる。77分には伊藤翔がカウンターからシュート、83分にはコーナーキックから山本が高い打点でヘディングシュートを放つなど、湘南の守るゴールを脅かしていく。
さらに攻勢を強めたいアントラーズは、86分に最後のカードを切る。土居との交代で上田をピッチへ送った。
試合終盤に突入しても、アントラーズは中2日という厳しい日程を全く感じさせず、湘南を上回るスピードで勝利を目指してプレーを続けた。
しかし、試合終了間際のラストワンプレーで湘南にコーナーキックを与えてしまう。すると、このコーナーキックをファーサイドで坂にヘディングで合わせられ、痛恨の失点を喫してしまった。
ゴールが認められた直後、試合終了のホイッスルが鳴った。スコアは、2-3。一度は2点ビハインドから同点に追いついていただけに悔しい敗戦となった。中2日、そして猛暑のなかで、選手たちは最大限の力を発揮した。しかし、勝ち点を1ポイントたりとも奪えなかった事実は受け入れなくてはいけない。
次戦は、中6日で明治安田J1第22節。ホームで上位の横浜FMと対戦する。国内タイトル奪還のために、絶対に勝利しなくてはいけないシックスポイントゲームだ。まずは2日間のオフで身体をリカバリーし、また横浜FM戦に向けて、最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・伊藤翔が2試合連続ゴール
・チョンスンヒョンが公式戦7試合ぶりの出場
・山本脩斗が公式戦4試合ぶりの出場
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・声をかけ合って、相手の攻撃陣を抑え込もう。
・素早くポジションを取ってパスをつなぐこと。
・最後まで絶対に隙を見せるな!
湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
・信頼して同じことを続けること。
・最後、シュートで終わろう。
・楽しんでプレーしよう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
後半開始直後に失点をしてしまったことがこの試合を象徴している。自分たちが後半の立ち上がりをしっかり入れなかったことが、後々、響いてきた。
Q.同点に追いついた後の狙いは?
A.得点を奪うこと。最後、自分たちがしっかりとサイドで優位性を作って得点を奪うことを狙っていた。
Q.2試合続けて終盤で失点しているが、2試合で共通した課題は?
A.失点をしているので、色々な改善が必要。自分たちがボールを支配することや簡単にボールを奪われないこと、セットプレーを与えないことなど、すべてだと思う。
時間帯を考えてセーフティーにプレーしなければいけないということも考えていかなければいけない。
Q.前半はボールを持つ時間が少なかったが、どのような修正を行ったか?
A.判断の部分。自分たちがボールをつなぐところとつながないところの状況判断を素早くするということを伝えた。
Q.後半の立ち上がりに失点してしまったが、立ち上がりにうまく入ることができない、主導権を握ることが出来ない要因は?
A.色々な要因があると思う。集中力や注意力というのは、ハーフタイムに伝えた。ただ、自分たちの意識の問題。プレースピード、攻守の切り替えのスピードをもっと速くしなければいけないし、強くしていかなければいけなかった。
Q.中2日での戦いだったが、選手たちの動きはどのように評価しているか?
A.しっかりと準備してこの試合に臨んだ。最善を尽くして準備をしてきた。中2日の影響のある中で、やるべきことをやるという部分が少し欠けていたと思う。
湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
安定していてシュートを決める力を持っている選手が揃う鹿島に対して、自分たちはオープンな展開になってしまうとリズムを持っていかれてしまうことは分かっていた。前半に点を取ることが出来ればよかったが、後半は今までにない以上に試合の入りに前向きなプレーを多く出すことが出来た。そこでいい形で2点を取ることが出来た。今日は、自分たちのバーリエーションを増やせた試合だった。
選手コメント
[試合後]
【チョン スンヒョン】
失点はチーム全体の課題として、今後、改善していかなければいけない。3失点してはいけない。本当に悔しい気持ちでいっぱい。
【名古 新太郎】
相手は相当準備してきたと思うし、局面局面でのプレーもすごく激しかった。負けたことが本当に悔しい。
【永木 亮太】
前半は良かったが、後半は相手に起点を作られて、そこを潰しきることが出来ないと、今日のような展開になってしまう。後ろの人数が足りないところをやられてしまった。勝ち点を取って帰りたかったが、こういうこともある。切り替えていくしかない。
【犬飼 智也】
後ろのリスクマネジメントはもっとやれたと思う。前がかりに行っている時に、高いところで取りきるという部分が個人的にできていなかった。そこは今日の課題なので、修正していきたい。
【クォン スンテ】
タイトルを獲らなければいけないチームと言われている中で、この試合を勝つことが出来なかったのは、非常に残念に思う。課題は選手たちも感じている。その課題をどのように改善していくかだと思う。今日は湘南の方が走っていたし、戦っていた。それが結果として出た。
◆2019明治安田生命J1リーグ 第21節(オフィシャル)