接触冷感で暑さ対策! ひんやりケットBOOK 【ムック】
[8.3 J1第21節 湘南3-2鹿島 BMWス]
ラストプレーの一撃に屈した鹿島アントラーズは8試合ぶりの黒星。大岩剛監督は「後半の頭に失点をしたことがこの試合を象徴している。立ち上がりにしっかり入れなかったことがのちのちに響いた」と述べ、後半序盤の連続失点を敗因に挙げた。
0-0で迎えた後半立ち上がり、鹿島は立て続けに左サイドを崩された。「集中力、注意力は伝えたつもりだったけど、自分たちの意識、プレースピード、トランジションのスピードを速くしないといけないし、強くしなければならなかった」(大岩監督)。DF杉岡大暉の突破を2度も許し、同じような形から2失点を喫した。
その後は選手交代で持ち直し、2点を取り返すことに成功したが、後半アディショナルタイムにセットプレーから失点。下位の湘南を相手に今季最多タイの3失点を献上し、5月26日に行われたJ1第13節・鳥栖戦以来約2か月ぶりの黒星で、首位奪取に向けて痛い足踏みとなった。
GKクォン・スンテは「優勝しないといけない、タイトルを取らないといけないチームと言われている中、この試合に勝てず残念に思っている」と厳しい表情。最後の失点シーンで競り負けたMF永木亮太は「最後の最後、集中しないといけないところで自分のミスからやられ、みんなに申し訳ない」と振り返った。
大岩監督は今後の改善点について「失点をしているのでいろんな改善は必要。ボールを支配するところ、ボールを奪われないところ、セットプレーを与えないところ、最後の対応も含めてすべて」と強調。第16節延期分・浦和戦から中2日という過密日程の影響は否定しなかったが、「やるべきことをやることが欠けていた」と言い訳を避けた。
(取材・文 竹内達也)
◆ラストプレー被弾で8試合ぶり黒星…鹿島MF永木「みんなに申し訳ない」(ゲキサカ)