天皇杯決勝 鹿島―神戸 ( 2020年1月1日 国立 )
天皇杯を最後に退任する鹿島の大岩監督の、前日練習を締める円陣はいつもより長かった。「選手への感謝と、チームが一年間やってきたことを決勝でもやろう、グループの良さを最後の最後まで出そう、という話をした。一体感は今、(シーズンで)一番大きくなっている」と自信のある表情を見せた。
国立競技場での前日練習も可能だったが、普段通りの調整を大切にして午前中にクラブハウスで調整。その後チームバスで東京に移動し、国立の芝の感触などをチェックした。16年シーズンの天皇杯優勝を最後にない国内タイトル。6度目の優勝へ。FW伊藤は「勝っていかないと存続できなかったクラブ。そういうものを途切れさせちゃいけない」と常勝軍団のの覚悟をのぞかせた。