悩むの勝手 たけしの人生相談 〜伊集院さんに聞けなかった話 ワールドカップAグル...
サッカーのJ1鹿島は28日、新型コロナウイルスの影響で休止していたチームの全体練習を53日ぶりに再開した。感染防止に配慮しながら、ザーゴ監督が掲げる戦術的なコンセプトの再確認に時間を割いたという。主将のMF三竿健斗(24)は練習後、オンラインの取材で「練習の雰囲気が活気にあふれ、選手たちは自発的に声を出していた。自粛期間がプラスに働いていると感じている」と充実の表情だった。
活動が休止になった当初、三竿は虚無感にさいなまれ、「刺激がなくて、生きがいがなくなった感覚があった」という。練習も試合もなく、ボールを蹴る喜びまで忘れてしまった。
そんなとき、心にポッカリと空いた穴を埋めてくれた言葉があった。
「死んだら楽になるから、生きているうちは苦しめ」。この「たまたま聞いた」というビートたけしさんの言葉が胸に刺さり、体中に自然と染み込んでいったという。自宅での単調な生活とトレーニング、ランニングの日々。くじけそうになると、その言葉を思い出すことでプロアスリートとして自らを厳しく律することができた。
今季は公式戦3戦3敗で、いまだ無得点。三竿は「中断明けから変わった姿を見せられるように練習から取り組み、最後にタイトルを取ることはみんなで確認している」と力を込めた。