日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年7月14日火曜日

◆【浦和】サポーターとともに2位浮上…大槻監督「タイミングのいい拍手一つで選手は生き返る」(報知)






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◆明治安田生命J1リーグ第4節 浦和1―0鹿島(12日・埼玉)

 明治安田生命J1リーグは、今節から観客を入れて7試合が行われた。浦和はホームで鹿島を1―0で下して2連勝を飾り、2位に浮上。サポーター3094人が観戦する中、後半7分にMFエベルトン(27)の今季初ゴールで先制。完封で今季リーグ戦ホーム初白星を飾った。鹿島は開幕4連敗で最下位。

 赤、白、黒のビニールでレッズカラーに染まったスタンドで声援を送った3094人に、今季ホーム初勝利を届けた。0―0の後半7分、DF山中の左FKをDF岩波がゴール前に折り返し、エベルトンが右足ヒールで“おしゃれ”に流し込んだ。開幕から3戦連続ベンチ外から、今季初出場&初ゴールを挙げたブラジル人は「チャンスを必ずつかもうと思って臨んだ。幸運な結果になった」と喜んだ。

 集客は上限5000人に遠く届かず、6万人を超える収容人数の5%以下だったが、熱気は帰ってきた。勝利の笛が鳴ると、観客は総立ちで拍手。それにとどまらず、Jリーグ規定で禁止されている大声での「浦和レッズ!」コールや勝利を祝う応援歌の大合唱が沸き起こった。大槻毅監督(47)は「今までと雰囲気は違うけど、タイミングのいい拍手一つで選手は生き返る。本当にありがたい」と感無量だった。

 開幕から3勝1分けと負けなし。首位・川崎と勝ち点10で並び、得失点4差で2位に浮上した。決勝点を演出したDF山中は「いい感じにきている。今は順位を気にせず1試合1試合、戦っていきたい」。昨季14位の低迷から一転、強いレッズが戻ってきた。(星野 浩司)


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