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日本代表MF久保建英が所属するマジョルカを退団した元韓国代表MFキ・ソンヨンが、古巣FCソウルに復帰する。19日、FCソウルは同選手が入団契約に最終合意したことを発表した。きょう20日にメディカルチェックを終えれば、正式発表となる。
韓国代表のキャプテンも務めたキ・ソンヨンは2月にニューカッスルを離れ、6月末までの短期契約でマジョルカに加入した。3月7日に行われたリーガ第27節マジョルカ戦の後半36分、久保との途中交代でデビューしたが、出場はその1試合のみ。負傷の影響もあって再開後は出番がなく、シーズン7試合を残して6月25日にスペインから帰国した。
韓国『スポーツ・ソウル日本語版』は「ほんの数か月前までFCソウルとキ・ソンヨンの関係は、二度と元に戻らなそうな険悪なものだった。関係が疎遠になって平行線をたどったが、時間が過ぎながら少しずつ距離が縮まった」と報道。キ・ソンヨンは今年2月にも古巣FCソウルと接触していたが、交渉はまとまらず、自身を評価しないクラブに対して苦言を呈していた。
しかし、新型コロナウイルスの余波で海外移籍は容易ではなく、Kリーグ復帰に傾いたようだ。キ・ソンヨンは09年にFCソウルからセルティックに移籍した際、将来的にKリーグでFCソウル以外のクラブに加入する場合、FCソウルに200万ユーロ(約2億4200万円)の違約金を支払わなければならないという条項を結んでいた。同選手にとっては11年ぶりのKリーグ復帰となる。
報道によると、FCソウルは2月にキ・ソンヨンを追い払う形となったことで、ファンから批判を浴びてきたという。今季は成績不振に加え、無観客のスタンドにラブドールとみられる人形を並べた“ラブドール騒動”で世界中から非難が殺到していた。記事では「FCソウルはファンの怒りを冷ますために、“キ・ソンヨン獲得”のカードを取り出した。キ・ソンヨンに対するファンのニーズを痛感したため、これまでの過ちを補おうと努力した」と伝えている。