日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年8月13日木曜日

◆「言葉いらず」の鹿島“高卒新人カルテット” 染野&松村プロ初弾!!荒木アシストに山田デビュー(ゲキサカ)






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[8.12 ルヴァン杯A組第3節 清水2-3鹿島 アイスタ]

 鹿島アントラーズの“高卒ルーキーカルテット”が逆転勝利に貢献した。FW染野唯月、MF松村優太が揃ってプロ初ゴール。MF荒木遼太郎もアシストを記録するなど得点に絡み、GK山田大樹はプロ初スタメンでゴールを守った。

 鹿島ユースから昇格した山田、東福岡高から新加入の荒木、尚志高から加入した染野、静岡学園高から入団の松村はいずれも年代別代表の経験者。山田、荒木、染野の3人が先発し、前半18分、荒木からのスルーパスに染野が抜け出し、PA内右からクロスを上げると、逆サイドのFW伊藤翔が頭で折り返し、MF白崎凌兵が先制点を決めた。

「あそこが空くなと、走りながら思った。相手の裏をうまく取ることができたのでゴールにつながったのかなと思う」。そう先制点のシーンを振り返った染野は1-2と逆転を許したあとの後半36分、荒木からのマイナスの折り返しに合わせ、同点ゴールを奪った。

 これが待望のプロ初ゴール。「ゴール前に入っていくことは常に意識している。その中で荒木がうまく横にいいボールを出してくれた。ああいうのが一番緊張して難しいけど、落ち着いて決めることができてよかった」と胸を撫で下ろした。

 さらに後半41分、DF山本脩斗のクロスに後半11分から途中出場していた松村が頭で合わせ、逆転ゴールを叩き込んだ。「ヘディングの前にGKをかわして外すシーンがあったので、これは絶対決めなきゃといけないと思った。(山本は)いいクロスを持っているので、信じて走り込んだだけだった」とアシストに感謝した。

 松村もプロ初ゴール。「率直にうれしいし、自分はルヴァン杯で(退場するという)悔しい思いをした。やってやるぞという気持ちを持っていた」と喜んだ。両チームともすでに敗退は決まっていたが、「僕にとってもチームにとっても、ただの消化試合じゃなかった。チームとして連勝する。僕自身のアピールにもチャンスだと思っていた。しっかり勝ち切れてよかった」と力説した。

 チームを勝利に導いた高卒ルーキーたち。染野は荒木との関係性について「代表でも一緒にやってきた仲なので、関係性は良いし、言葉いらずというか、アイコンタクトでボールを引き出したりもできると思う。そういうところが1点目、2点目につながったのかなと思う」と指摘。「一人ひとりの良さを分かっているので、分かったうえでプレーできたのが良かったのかなと思う」と手応え十分に振り返った。




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