[10.21 J1第33節 神戸1-3鹿島 ノエスタ]
鹿島アントラーズが敵地でヴィッセル神戸を3-1で下した。鹿島は2戦ぶりの勝利。神戸は連敗で4戦勝ちなしとなった。なお鹿島は敵地での神戸戦は6連勝、敵地での神戸戦は2010年から10戦負けなし(8勝2分)とした。
鹿島に先制点が生まれたのは前半12分、FW上田綺世が左サイドからカットイン。ペナルティーアーク内から粘り強く右足を振り抜くと、ゴール右隅を捉えて鮮やかなゴールが生まれる。
さらに前半43分にはMFファン・アラーノの左クロスに飛び込んだMF和泉竜司がスライディングシュートで押し込む。鹿島が押し気味に進めた前半に2点のリードを奪うことに成功した。
反撃したい神戸は後半16分、MFアンドレス・イニエスタのCKからFW藤本憲明が頭で合わせて1点差に詰め寄る。その後もボールを支配してゲームを進めた神戸が流れを掴んだかに思えた。
しかし後半33分、鹿島に決定的な3点目が生まれる。ファン・アラーノのラストパスからFW土居聖真がシュートコースを作って左足を振り抜く。再び点差を2点とした鹿島が敵地で逃げ切った。
19試合ぶり今季3度目の先発起用に応えての先制点を奪った上田は「前節負けていましたし、久しぶりのスタメン起用だったので前向きにゴールだけを狙っていこうと思った。ゴールが僕の武器なので、前面に出していこうと思っていた」と充実の表情で試合を振り返っていた。