Jリーグは13日、FC東京のFWレアンドロに3試合の出場停止と罰金30万円の処分を下したと発表した。同選手は10日に行われた第21節のガンバ大阪戦で「極めて悪質な行為」が見られたという。試合中は当該行為は見逃されており、懲戒処分は行われていなかった。
Jリーグによると、当該行為はG大阪の申し立てによって発覚。①後半8分、競り合った後に同選手がガンバ大阪の選手の顔付近に肘を当てた行為②後半13分、ガンバ大阪の選手と並走している際、同選手が左手で相手選手の顔を故意に殴打した行為が報告され、規律委員会が映像検証をを行ったという。
規律委員会では、①の行為は「それは悪質な行為と認定できるものではあるが、(審判が試合中に確認していたとすれば)退場処分を命じたであろう行為とまでは言いきれないものであり、極めて悪質な行為には該当しない」と判断。②の行為は「並走時に相手競技者がいる反対側の左手を使い相手の顔を殴打する行為があったと認定した。また、その行為は極めて悪質かつ危険なものであり、(審判が試合中に確認できていたとすれば)当然に退場処分を命じた行為である」と判断された。
処分はJFAの「競技および競技会における懲罰基準」に基づき、②の行為が「試合中に審判員が確認できなかった『極めて悪質な行為』に該当するものであり、同基準の『選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為』に相当する」として決定された。
◆見逃された顔面殴打…“極めて悪質な行為”FC東京レアンドロに3試合出場停止処分(ゲキサカ)