11月29日、明治安田生命J1リーグは第30節が開催され、鹿島アントラーズは浦和レッズとカシマスタジアムで対戦。上田綺世が前後半に1点ずつを奪ってリードすると、エヴェラウドとレオ・シルバも加点し、4ゴールを挙げて勝利を収めた。
■2020年11月29日 J1リーグ第30節(@カシマ:観衆11,645人)
鹿島 4-0 浦和
得点:(鹿)上田綺世2、エヴェラウド、レオ・シルバ
・鹿島メンバー◎GK沖悠哉、DF小泉慶(83分:広瀬陸斗)、犬飼智也、町田浩樹、山本脩斗、MFファン・アラーノ(83分:永木亮太)、三竿健斗、レオ・シルバ、土居聖真(83分:松村優太)、FW上田綺世(72分:遠藤康)、エヴェラウド(83分:伊藤翔)
・浦和メンバー◎GK西川周作、DF橋岡大樹、トーマス・デン、槙野智章、山中亮輔、MFマルティノス(79分:宇賀神友弥)、長澤和輝(57分:エヴェルトン)、青木拓矢(66分:伊藤涼太郎)、汰木康也(57分:武藤雄樹)、FWレオナルド、興梠慎三(79分:杉本健勇)
今季初の4点差勝利
ホームの鹿島が序盤から攻勢に出る。前半3分に左サイドの土居聖真のクロスに上田綺世が頭で合わせるも、ボールは枠の外へ。9分にはCKから犬飼智也が右足でシュートを打つが、浦和の長澤和輝のブロックに遭い、ゴールネットを揺らせない。
それでも、前半11分に鹿島が先制点を奪った。左サイドに開いたエヴェラウドから速いクロスがゴール前へ送られると、上田がヘディングシュートをゴールに叩き込んだ。
その後は浦和の反撃に遭い、前半18分には右サイドの橋岡大樹のクロスから中央のレオナルドにゴールを狙われるも、ここは合わず。前半終了間際には興梠慎三、マルティノス、長澤に立て続けにシュートチャンスを作られたが、いずれの場面も得点を許さず、鹿島が1点をリードして前半を折り返す。
後半も先にチャンスを作ったのは鹿島だった。後半1分に三竿健斗のパスに抜け出したファン・アラーノがGK西川周作との1対1を迎えるも、この場面はGK西川に阻まれて得点ならず。それでも5分にパスをつないで2点目を挙げた。上田から三竿、レオ・シルバ、三竿、ファン・アラーノとボールが渡り、最後は上田が右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。
さらにたたみ掛ける鹿島は、後半19分にファン・アラーノのスルーパスに反応したエヴェラウドがGK西川との1対1を制して3点目。36分には土居聖真のパスからレオ・シルバがダメ押しの4点目を奪い、4-0で勝利を収めた。
「(仙台戦、柏戦と中3日での)3連戦ということで、多少の疲労感がある中での試合でした。でも、その中で強度やスピードを落とさずにできた。数多くのチャンスを作り、しっかりと点を決めることができたところでは、内容と結果が伴った試合になったのではないかと思います」
鹿島のザーゴ監督はそのように浦和との一戦を振り返り、今季初となる4点差での勝利を喜んだ。
現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE