日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年11月25日水曜日

◆【鹿島 vs 柏】山本脩斗が持つ高い経験値が終盤戦の鹿島を支える(J’s GOAL)






新型コロナウイルスの影響で7人が試合に出られない鹿島は、怪我人を3人抱えていることもあり21人で練習を続けている。さすがに10人もいないと練習に集まる選手の輪がひと回りもふた回りも小さく見える。次の柏レイソル戦はもちろん、その後の浦和レッズ戦もおそらくこのままの状態で臨まなければいけないだろう。今こそチームが一丸となって乗り切る場面だ。

しかし、チームが危機に瀕している雰囲気はない。むしろ試合になれば隙のない戦いぶりを見せ、鹿島らしい強かな戦いが見られるようになってきた。その要因の一つが、代わりにピッチに立つ選手たちの存在だろう。左SBとして先発しているのは35歳になった山本脩斗。2試合連続先発すると、全てにおいて高いレベルのプレーを示し、チームの勝点獲得に貢献した。

鹿島在籍7年目の今季、山本にとっては厳しいシーズンの幕開けだったに違いない。左SBには永戸勝也と杉岡大暉という若くて実力のある選手が加わった。長年、鹿島の左サイドを支えてきた山本も近年は怪我に悩まされ出場機会を減らしていた。いつくるのかわからないチャンスに備えて、コンディションを保ち続けるのは簡単ではないだろう。だが、山本は監督の要求に一発回答。さすがのパフォーマンスを見せた。

「試合に出るために常に日ごろの練習からモチベーションを保つことはなかなか難しい部分もありましたけれど、ただ、切らさないで、いつ来てもいい準備というのはしていました。こうやってアクシデントがありましたけれど、チャンスがめぐってきたので、自分としては入りが大事かなと思って集中して、特に入りの部分を集中して意識して入りました」

それまで先発した2試合はいずれも試合に敗れていた。だが、大事な終盤戦にチャンスを与えられると川崎Fには引き分けの大熱戦を演じ、仙台には3−1で快勝した。残り4試合は全てホームゲーム。鹿島で4つのタイトル獲得に貢献してきたベテランが、その経験値をピッチの上で存分に生かす。


文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第29節
11月25日(水)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル




◆【鹿島 vs 柏】山本脩斗が持つ高い経験値が終盤戦の鹿島を支える(J’s GOAL)





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