鹿島が期待の新助っ人として、ブラジル1部の名門サントスに所属するMFディエゴ・ピトゥカ(28)の獲得に乗り出していることが17日、分かった。関係者によると移籍金を含む条件面は大筋で合意しており、細かい条件交渉を残すのみとなっているという。
ボランチを本職とするピトゥカは17年にサントスへ加入し、今季はレギュラーとして公式戦29試合中25試合に出場。南米クラブ王者を決めるリベルタドーレス杯では、14日の準決勝第2戦でチームを決勝へ導く先制ゴールを挙げた。
ブラジル代表歴こそないものの本場で高い評価を得ている屈指のパサーに、鹿島は昨年末から熱視線を送っていた。一度は条件面などが折り合わずに破談。しかし、1月に就任したサントスのルエダ新社長がリベルタドーレス杯後に移籍を認めると、現地紙グロボが報じていた。
今月30日にリベルタドーレス杯決勝を控えており、ピトゥカの合流はその後になる見込み。ジーコTD(テクニカルディレクター)のお眼鏡にかなった、35歳MFレオ・シルバの“後継者”に大きな期待が集まりそうだ。
◆ディエゴ・ピトゥカ 1992年8月15日生まれ、ブラジル・サンパウロ州出身の28歳。17年7月にボタフォゴからサントスへ加入。主戦場はボランチだが、4―4―2の左サイドハーフでもプレー。ブラジル1部通算94試合出場4得点、サントスでの公式戦通算123試合出場6得点。1メートル75、68キロ。利き足は左。
◆鹿島 ブラジル1部サントスから新ボランチ、ディエゴ・ピトゥカ獲得へ(スポニチ)