鹿島から湘南に新加入した元日本代表DF山本脩斗(35)が沖縄キャンプ5日目の29日、オンライン取材に応じ、意気込みを語った。
18年のACL優勝などを経験した鹿島から湘南へ完全移籍で加入。19年はリーグ6試合、昨年は7試合の出場にとどまっただけに「去年、一昨年とケガでなかなか出られず、難しさや悔しさはあった。湘南から良いお話をいただき、新たな挑戦という気持ちできた。新しいところでチャレンジしたい」と決意を語った。
7年間所属した常勝軍団で培った「勝利のメンタリティー」を湘南に植えつける。「もともと言葉で言うタイプじゃないけど、自分が感じたことは伝えて少しずつ修正していければ、鹿島のいい部分の守備、経験してきたことを伝えられればチームのためになる」。湘南は昨季、1点差負けが14試合あり、最下位に沈んだことを踏まえ「チームの持ち味のアグレッシブさを出しながらも冷静な判断も必要。試合中に近くにいる選手に伝えたり、チーム全体で共有していきたい」と持ち前の冷静な状況判断でチームを支えていく。
山本は昨季終盤に右太ももの肉離れで全治1か月弱と診断されたが、オフ期間に回復。現在はチーム練習へ部分的に合流しており、2次キャンプから完全合流となる見込みだ。
3―5―2が基本布陣の湘南でのポジションについては「3バックの左か右でできれば。セットプレーは持ち味を出せる場面だと思うので、積極的にからんでいきたい」。プロ14年目の今季にむけて「ケガをせずに試合に出ることがチームのためになる。目の前の1試合に対して勝つように努力したい」と言葉をかみしめた。
◆【湘南】35歳ベテラン山本脩斗、鹿島から新加入で決意「新しい挑戦。経験を伝えていきたい」(報知)