
日刊鹿島アントラーズニュース
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2021年3月6日土曜日
◆《震災10年》元J1鹿島・小笠原満男さん 大会、遠征通し支援継続【#あれから私は】(茨城新聞)

■記憶の継承訴え
東日本大震災から間もなく10年がたつ。サッカー・J1鹿島アントラーズを主力として引っ張っていた小笠原満男さん(41)=岩手県出身=は、この間に現役を退いた。現在は鹿島の子どもたちを指導する立場となり、現地での大会開催や遠征を通し、被災地支援を続ける意向だ。復興は道半ばで、地震や津波への警戒感が弱まるなど、風化を心配する。「二度とあんな犠牲者を出してはいけない」として記憶の継承を訴える。
■古里が一変
震災当日、小笠原さんは翌日の試合のため、静岡に向かう高速道路のバスで、「午後2時46分」を迎えた。テレビから被災状況が次々と流れ、がくぜんとした。高校時代を過ごした岩手県大船渡市も被災した。
震災後、初めて被災地を訪れた時の衝撃が今でも忘れられない。
見慣れた建物が全てなくなり、車がひっくり返っていた。避難所には、はだしで歩く人がいた。目を疑うような光景が広がり、頭が真っ白になった。
■あえて見せる
震災直後から被災地に向かい、支援を続けてきた。2013年には、大船渡市に土のグラウンドを整備し、18年には人工芝化した。サッカー大会を提供する活動にも尽力。茨城をはじめ岩手、宮城、福島で子どもたち向けの大会を創設した。参加した子どもたちには、あえて津波の映像を見せるなどしてきた。
「10年前に生まれていなかった人が小学生になっている。津波は絶対来るとは言いたくないが、恐らく来ると思っておいた方がいい。その時にどのような行動をしないといけないのか、教えていく必要がある。その必要性を年々感じる」
時の流れを感じるからこそ、今後もサッカー大会の提供を続けていく。「被災地で大会をつくり、被災地に人がくる流れをつくることを継続したい。そこで震災を語り継ぐ作業をしたい」
■子どもを被災地に
現在、鹿島でアカデミー育成に携わる。「アントラーズの子たちを被災地に連れて行き、防災意識を持ってもらうための遠征も続けたい」と目標を述べた。
津波の心配があっても「『まだ大丈夫』『忘れ物がないかな』と言う人がいる」と指摘。10年がたち、防災への関心が薄らいでいると感じる。
被災者と会話したことを思い浮かべながら、「災害に遭った人は決まって『こんなことになると思わなかった』と言う。なると思って逃げるのが大切。防災意識とはそういうことだ」。
節目の今、伝えたいことがある。「ユーチューブ(動画投稿サイト)などで津波の映像を見たり、いろいろな話を聞いたりできる。震災がどういうものだったのかをあらためて知る作業を、学校で、家族でしてほしい」と願った。
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