前半に先制弾の荒木は、後半に追加点をゲット
J1リーグは3月10日、中止となったガンバ大阪対大分トリニータの一戦を除く第3節の9試合を各地で開催。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ対湘南ベルマーレが行なわれ、鹿島が3-1で勝利した。
試合はさっそく動く。3分、鹿島の土居が左サイドで対峙するDFを振り切ってクロスを供給。これは相手DFにクリアされるが、こぼれ球を拾った荒木が強烈なシュートを叩き込み、ホームチームが幸先良くリードを奪う。
先制した鹿島は連動性あるパス回しを見せる一方、相手ボールになれば素早い切り替えで奪いにかかる。対する湘南は受けに回る状態が続き、なかなかリズムを掴めない。
湘南は22分にカウンターを発動。町野が勢いを持って仕掛けたが、これは鹿島DF陣の身体を張った守備の前に奏功しなかった。
30分に差し掛かってもペースを握っているのは鹿島。攻守の両局面で湘南より優位に立ち、ゲームを進めていくが、追加点は奪えず。前半は鹿島の1点リードで折り返す。
後半の序盤は湘南が良い形を作る場面もあったが、ゴールシーンを演出するまでには至らない。逆に鹿島は欲しかった2点目をゲット。60分、広瀬とのパス交換でペナルティエリア内に侵入した荒木が右足を振り抜く。放たれたボールは相手GKの股を抜き、ゴールネットを揺らした。
鹿島はその後、1失点を喫したが、それ以上のゴールは許さず。終盤には町田がCKからヘッド弾を決め、3-1のスコアで湘南を下し、リーグ戦では今季初白星を挙げた。
構成●サッカーダイジェストweb編集部
◆荒木2発に町田のヘッド弾! 鹿島が湘南の反撃を1点に抑えてリーグ戦初勝利!(サッカーダイジェスト)