日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年3月3日水曜日

◆【鹿島】ザーゴ監督が描く“面白みのあるサッカー”で、ルヴァン鳥栖戦では勝利を掴めるか(サッカーダイジェスト)






「今、できていることの質をさらに高める」


 勝つか、負けるか。勝負の世界では結果が重要視されることは十分に理解している。ただ、そこだけにフォーカスはしない。

 3月3日にホームで迎える鳥栖とのルヴァンカップ初戦前日のオンライン取材に応じた鹿島のザーゴ監督は、改めて自身の指導哲学、サッカー観について言及した。

「選手であるなら、私は指導者として、彼らにはサッカーが上手くなるように伝えていきたい。それがその国のサッカーに、おおまかに言えば、世界のサッカーに貢献することになると思っている」

 個々の成長を促しながら、勝利とともに、サッカーの“面白さ”も追求する。

「パスをつなぐのもそうだし、攻守を素早く切り替え、迅速なプレッシングで一瞬でも早くボールを奪い返す。そういった部分を表現できれば、面白みのあるサッカーができると思っている。それを実現するために、日々工夫しながら取り組んでいるし、継続してやっていかなければいけない」

「継続」の二文字は、昨季の就任からことあるごとに口にしてきたフレーズだ。己の信念を貫きながら、チームを、選手たちを鍛えていく。そのスタンスは今季も変わらない。

 清水とのリーグ開幕戦は痛恨の逆転負け。75分に荒木遼太郎のゴールで先制するも、直後のわずか10分間で3失点。指揮官は集中力や注意力の欠如が招いた敗戦と受け止める一方で、「点を取るまでは、攻守両面で今の自分たちができる範囲で、狙いとすることはできていた」と評価する。

 ポジティブな点を踏まえ、ルヴァンカップの鳥栖戦では「今、できていることの質をさらに高める。そこを求めていきたい」と意気込む。リーグでは黒星スタートも「引きずっていてもしょうがない」と気持ちを切り替え、「継続して取り組み、良い結果を出したい」と、サッカーの“面白さ”が伝わるような戦いで、今季公式戦の初勝利を誓う。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)




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