東京五輪・パラリンピック組織委員会と茨城県実行委員会は2日、大会延期前に選出した聖火ランナーの一部変更を発表した。県内は、俳優の渡辺徹さんら3人が辞退し、J1鹿島テクニカルディレクターのジーコ氏(68)、サッカー解説者の鈴木隆行さん(45)=日立市出身=らJ1鹿島でプレーした元選手による1グループ5人と、流通経大学長の野尻俊明さん(71)ら3人が追加された。
新たに追加されたグループランナーは「ジーコ&レジェンズ」として、ジーコ氏、鈴木さん、中田浩二さん(42)、本田泰人さん(52)、名良橋晃さん(50)の5人が7月4日に鹿嶋市内を走る。
県によると、渡辺さんは今年1月に、先に確定していた舞台スケジュールと調整が合わなかったため辞退となった。
県内の聖火リレーは7月4、5の2日間に16市町で行われ、計約35.9キロをつないでいく。1日目はサッカー競技の開催地である鹿嶋市から出発し、鹿行・県北・県央地域をリレー、この日の到着地の水戸市でセレブレーション(セレモニー)を実施する。2日目は古河市を出発し、県西・県南地域をリレー、この日の到着地のつくば市でセレブレーションとなる。
既に公表されている著名人ランナーは、アテネ五輪柔道金メダリストの鈴木桂治さん(41)=常総市出身=、女子ゴルフの畑岡奈紗選手(22)=笠間市出身=、女優の羽田美智子さん(53)=常総市出身=、同、白石美帆さん(43)=常陸大宮市出身=、宇宙飛行士の毛利衛さん(73)、三味線奏者の上妻宏光さん(48)=日立市出身=ら。
※年齢は2021年の満年齢
◆五輪聖火ランナーにジーコ氏ら追加 茨城県実行委など 元J1鹿島の鈴木隆行さんも(茨城新聞)