日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年4月28日水曜日

◆鹿島・相馬監督 FW染野へ「当然期待はしている」(スポニチ)






 J1鹿島の相馬直樹監督(49)が27日、プレーオフ進出のかかるあすのルヴァン杯1次リーグ第4節鳥栖戦へ向け取材対応し、高卒2年目のFW染野唯月(19)へ期待を寄せた。

 監督就任から3戦負けなしと調子を上げてきたチームだが、U―24日本代表候補のFW上田綺世(22)が、24日の神戸戦で負傷。右肘関節内側側副じん帯損傷と右上腕骨分離骨折で全治3週間かかる見込みだ。昨季リーグ2位の18得点を挙げたFWエヴェラウド(29)も離脱中とあって、FW登録の選手は染野だけ。相馬監督はこの現状に対し「(他のオプションも)考えなければならない。連戦ですし」と語る一方、19歳のFWについては「本当に力のある選手というのは間違いない。ただ少し出し切れてない部分もある」と見ている。

 そう話す指揮官は、あるシーンを取り上げた。20日に行われたルヴァン杯1次リーグ第3節札幌戦、2―0とリードする中で得たPKの場面。「あの日は誰が蹴るか決めていなかった」と振り返る。キッカーの背には“19”。「大先輩であるヤス(遠藤)にも、蹴らしてくださいっていう話の中で蹴った」。この日すでに同期であるMF松村優太(20)とMF荒木遼太郎(19)は得点済み。しかし自ら志願し、意気込んで蹴ったボールは無情にもポストに嫌われた。

 「自分に蹴らしてくださいと言えることも、一歩進んでいる」。そう染野を評価する指指揮官は「プレッシャーも彼自身にはかかっている。逆にそこを楽しめるくらいの状況、思い切ってやれる状況にしてあげられたらなと思っています」と寄り添う姿勢だ。鳥栖戦へ向けFW染野の具体的な起用については言葉を濁したものの、「当然期待はしている」と笑顔で話した。

 鹿島は現在1次リーグを3連勝中。明日の鳥栖戦に勝利し、同日行われる試合で札幌が福岡を下すと、鹿島のプレーオフ進出は決定する。


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