日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年4月27日火曜日

◆【J1採点&寸評】鹿島1-1神戸|同点弾までの過程が完璧だったFWをMOMに! 菊池、古橋らも高評価(サッカーダイジェスト)






鹿島――犬飼は軽率な対応でスルーパスを許す


[J1リーグ11節]鹿島1-1神戸/4月24日(土)/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
立ち上がりからボールを支配したが、虚をつかれ先制点を献上。エース格に成長しつつあるFW上田のゴールで振り出しに戻すも、逆転勝利にまでは届かなかった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
失点のシーンでは防ぎ切れなかったが、味方の判断ミスを帳消しにすべく、迫りくる相手に紙一重のところまで詰め寄った。

DF
32 常本佳吾 6(61分OUT)
サイドを駆け上がるだけではなく、中に入り込んで攻撃に変化をつけるなど、のびのびとプレー。Jリーグの水にすっかり慣れた感が漂う。ただ、「もっとできるはず」と相馬監督の要求度は高い。

39 犬飼智也 5.5
スピード豊かな相手FWのドリブルに対し、身体を投げ出して止めにいったものの、失点に繋がるスルーパスを許してしまう。軽率のそしりは免れないだろう。

28 町田浩樹 6
淡々としたプレーぶりがどこか物足りなさを印象づけてしまうのは残念。ただ、大事に至るような致命的なミスはなかった。

14 永戸勝也 6
失点シーンを巻き戻すと、最初のプレスのところであっさりかわされたのは痛恨の極み。しかし、総合的に見れば攻守に渡ってまずまずのパフォーマンスだった。

MF
4 レオ・シルバ 6.5
積極的にボールを奪いにいき、チャンスになれば、ミドルレンジから果敢にシュートを放つ。35歳のベテランボランチが縦横無尽に走り回った。

20 三竿健斗 6.5
出足の早い守備が戻ってきて、攻撃面でも良い影響を与えている。ゴール前の上田の動きを素早く察知し、狙いすましたラストパスで同点弾をアシストした。

41 白崎凌兵 5.5(61分OUT)
右SBの常本の攻め上がりをサポートし、守備に奔走するなど、周りへの気遣いは伝わってくる。しかし、首脳陣から期待されているのはそれだけではないはず……。


鹿島――上田をMOMにチョイス!





MF
13 荒木遼太郎 6
16分、味方のインターセプトから好機を掴むもGKに阻まれ、ほぞをかんだ。ただ、攻撃を活性化すべく、頻繁にライン間でボールを受けた。

FW
8 土居聖真 5.5(83分OUT)
前半終了間際、左SBの永戸からのピンポイントクロスをヘッドで狙うも枠をとらえられず、頭を抱えた。

MAN OF THE MATCH
18 上田綺世 6.5(68分OUT)
味方からのパスを懐に呼び込むような膨らむ動き出し、ボールの置きどころ、そしてシュートと、同点弾に至るまでの過程にただただ唸るばかり。

交代出場
MF
25 遠藤 康 5.5(61分IN)
フリーの状態で繰り出したクロスがそのままファーサイドに抜けるなど、攻撃面での期待が大きい分、及第点の任務遂行とは言えなかった。

MF
37 小泉 慶 6(61分IN)
守備に回ったときはいるべきところにいて、要所を抑え、攻撃に出たときは味方と連係しながらチャンスをうかがった。

FW
19 染野唯月 5.5(68分IN)
振り出しに戻った直後、上田に代わって起用されたが、“これ”といったインパクトを残せなかった。

MF
27 松村優太 ―(83分IN)
自慢のスピードを生かしてスペースに飛び出したり、ドリブルを仕掛けるも相手CBに行く手を阻まれた。

監督
相馬直樹 5.5
試合前のインタビューでは、「我慢比べの部分もあるだろうが、どれだけ勇気を持って戦えるか」といった趣旨のコメントをしていた。勝点3を掴み取るために、もう一工夫が必要だったか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。




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