日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年6月30日水曜日

◆日本人選手が急速に“巨人化”している 消えてきた高さ、パワーへのコンプレックス(the WORLD)






デュエルでも負けないチームに


日本代表は高さに不安がある。

これは長らく続いてきた課題だったが、最近になって状況が大きく変わり始めている。

日本人センターバックとして世界で戦うサンプドリアDF吉田麻也(189cm)、ボローニャで評価を伸ばすDF冨安健洋(188cm)、マルセイユでポジションを守ってきたDF酒井宏樹(185cm)も、サイドバックとしては大型のプレイヤーだ。

東京五輪世代でも23歳の鹿島アントラーズDF町田浩樹(190cm)、守備的MFとセンターバックの両方をこなすフローニンヘンDF板倉滉(186cm)、ジュビロ磐田からシュツットガルトへのレンタル移籍が決まった22歳MF伊藤洋輝(188cm)、さらにクロアチアのNKイストラからスペイン1部アラベスへの移籍が決まった22歳のFW原大智(191cm)など、190cm近い選手も珍しくなくなってきた。


世界とパワーで戦える


単純な高さだけでなく、今季のブンデスリーガではシュツットガルトMF遠藤航がリーグ最多となる476回のデュエル勝利数を記録。パワー勝負では分が悪いと考えられていた日本人選手がデュエル部門でトップに立つなど、数年前では考えられなかったことだ。

いつしかパワー、高さのコンプレックスは消えつつあり、欧州や南米のチームともパワー勝負で十分に張り合っていけるだろう。ここ数年で日本人選手の巨人化が進んでいるのは間違いない。

デュエルの部分はワールドカップ・ロシア大会直前まで日本代表を指揮していたヴァイッド・ハリルホジッチ監督が口酸っぱく言ってきたことで、Jリーグ全体でもデュエルへの意識が強まっていた。その成果が出ていると考えることもでき、ハリルジャパンでの時間も決して無駄ではなかった。

今では守備が日本のストロングポイントとなりつつあり、翌年のワールドカップ・カタール大会でも日本の守備は通用するはず。守備に自信を持ってワールドカップへ向かうのは珍しいことで、日本サッカー界にとっては大きな変化だ。サイズ、パワーの部分でも確実に世界との距離が近づいており、今後は高さやパワー不足を気にする機会も減っていくだろう。


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