[8.18 天皇杯4回戦 鹿島3-1長崎 トラスタ]
天皇杯は18日、4回戦を各地で開催し、鹿島アントラーズがV・ファーレン長崎を3-1で破った。長崎は前半立ち上がりに先制したが、鹿島が後半に3ゴールで逆転。雷雨による1時間の中断を挟んだ長丁場の一戦で、8強入りの切符を掴んだ。
試合は開始早々に動いた。先手を取ったのは長崎。前半7分、MF毎熊晟矢からのサイドチェンジが右のMFウェリントン・ハットに渡ると、縦に攻め上がって左足に持ち替え、インスイングのクロスボールを送る。これにファーサイドで反応したのは毎熊。ポスト脇からヘディングで押し込み、たった2人でこじ開けた。
その後も長崎はW・ハットを中心に攻撃を展開。一方の鹿島は前半21分、MF松村優太がカットインから左足で狙うもGK高木和徹に阻まれる。試合前から降り続いていた雨がますます勢いを増す中、前半終了間際に長崎が決定機。右からのクロスにDF亀川諒史が反応するも、鹿島は必死で戻ったDF常本佳吾が好守を見せた。
前半は長崎の1点リードで終了し、ここで試合が中断。会場周辺の落雷リスクが高まったとして、約1時間にわたって再開を待った。
そうして迎えた後半7分、鹿島がスコアを動かした。右サイドを攻め上がった常本が低空クロスを送り込むと、ニアに走り込んだFWアルトゥール・カイキがこれに反応。右足でゴールマウスに蹴り込んで同点に追いついた。
さらに雨足が強まる中、鹿島が畳みかけた。後半15分、左サイドに開いたMFディエゴ・ピトゥカがクロスボールを送り込むと、FWエヴェラウドが反応。得意のヘディングシュートを叩き込み、逆転に成功した。
さらに鹿島は後半29分、MF永木亮太のFKからDF林尚輝が決めて3点目。試合はそのままタイムアップ。鹿島が2019年以来の8強入りを果たした。一方の長崎は悔しい逆転負け。2019年には史上最高の4強入りを果たしたが、当時も準決勝で鹿島に惜敗(2-3)。2年越しのリベンジを果たすことはできなかった。
◆1時間の雷雨中断経て3発逆転!! 鹿島、長崎に2年越しリベンジ許さず8強へ(ゲキサカ)