[8.15 J1第24節 鹿島3-0徳島 カシマ]
J1リーグは15日、第24節を各地で行い、鹿島アントラーズが徳島ヴォルティスを3-0で下した。19歳のMF荒木遼太郎が今季8ゴール目とする2得点を挙げると、終盤には五輪帰りで戦線復帰したDF町田浩樹がダメ押しの3点目。若手選手たちの活躍で3連勝を達成した。
試合は早々に動いた。前半5分、鹿島はゴール左斜め前のペナルティエリア際で獲得したFKをファウルを受けた荒木が自ら狙うと、壁に当たったボールの軌道が変わり、そのままゴールイン。躍進のシーズンを過ごす19歳の今季7ゴール目が貴重な先制点となった。
徳島も後半15分、MF杉森考起の右足シュートが相手に当たってファーに流れると、これにFW西谷和希が反応し、左足でゴールを狙う。しかし、これはGK沖悠哉がファインセーブ。その後も両チームともに多くのシュートチャンスをつくったが、互いにフィニッシュの精度を欠き、鹿島1点リードのままハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がりは一方的に鹿島が攻め立て、セットプレーからMF三竿健斗、FWエヴェラウド、MFレオ・シルバに立て続けに決定機。それでもクロスバーに阻まれるなどし、なかなか決め切れない。
ところが鹿島は後半30分、五輪帰りのFW上田綺世を起用するなど、積極的な選手交代で2点目を狙いに行くと、同35分に追加点。カウンター中にレオ・シルバからの縦パスを受けた荒木が右足を振り抜き、コントロールしたグラウンダーシュートでゴール左隅を射抜いた。
荒木は後半37分にもMF遠藤康のスルーパスに反応し、落ち着いてゴールに流し込んでハットトリックかと思われたが、惜しくもオフサイド。それでも鹿島は同45分、右CKの流れからMF永木亮太のパスを町田がダイレクトで決め、リードを3点に広げる。そのまま無失点で試合を締めた鹿島が3連勝を果たした。
◆19歳MF荒木が2ゴール!五輪帰りのDF町田もダメ押し弾! 若手躍動の鹿島が3連勝(ゲキサカ)