明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人MFレオ・シルバ(35)は、2013年のアルビレックス新潟加入から8年以上にわたり日本でプレーしている。そんなレオ・シルバが、自身の今後についてブラジルメディア『O ESTADO』のインタビューで明かした。
レオ・シルバは2013年にブラジルのポルトゥゲーザを退団してアルビレックス新潟へ加入。アルビレックス新潟でレギュラーに定着すると、2016シーズン終了後に鹿島アントラーズへ完全移籍。加入1年目からJ1リーグで23試合に先発出場すると、2018シーズンには主力としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に貢献。今季もここまでリーグ戦で19試合に先発出場するなど、中盤センターに欠かせない戦力として相馬直樹監督やチームメイトから信頼を寄せられている。
その中、『O ESTADO』の伝えるところによると、レオ・シルバにはこれまでカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)の複数クラブからオファーが届いていた模様。しかし、鹿島アントラーズとの契約期間を2年以上残す中、同選手は鹿島アントラーズでの現役引退を望んでいるという。
また、本人はブラジルメディアのインタビューにおいて、日本で長い間にわたりプレーしていることについて「日本にやって来る時、すべての外国人選手はこの国でプレーし続けることを夢見ているね。神様や僕の人生を支えてくれたみんなのおかげで、自分自身の夢を実現できたよ」と充実感をあらわにしている。
レオ・シルバは今月21日に開催された明治安田生命J1リーグ第25節・ヴィッセル神戸戦で先発出場。これにより、日本での公式戦通算出場試合数を「250」としている。この節目の記録を迎えたことについては「またひとつの記録を達成できたとても幸せだよ。Jリーグで250試合に出場したし、もう少ししたらJリーグで10年プレーするという目標にも到達するね。この数字のもつ意味の大きさ、それにこれまでどれだけの苦労をしてきたのか分かっているよ」
「僕が日本でのキャリアをスタートさせた場所であるアルビレックス新潟、そしてすべての面で僕の存在を確立させ、タイトル獲得というアスリートとしての夢を実現した鹿島アントラーズに対して感謝しているよ」とアルビレックス新潟と鹿島アントラーズに対する感謝の言葉を述べた。
鹿島アントラーズのサポーターから絶大な支持を得ているレオ・シルバは、新戦力の外国籍選手をチームにより馴染ませるための役割も担っている。同選手はベテランの域に差しかかる中、これまでと変わらずタイトル獲得のために全力を尽くしている。
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