明治安田生命J1リーグ第29節 鹿島3―1G大阪 ( 2021年9月18日 カシマ )
約1カ月ぶりにホームスタジアムに戻ったサポーターに、鹿島が勝利を届けた。後半7分にFW上田が右足で均衡を破り、同15分にはMFファン・アラーノが頭で追加点。同28分にはMF土居が左足ミドルでダメを押し、相馬監督は「苦しい状況でも勝ちを持って来られたのは、サポーターの力が大きかった」と感謝した。
茨城県独自の非常事態宣言発令に伴い、直近のホーム2試合は無観客。比例するように攻撃陣も沈黙し、無得点で連敗していた。この日は県外在住者にワクチン接種証明書や陰性証明の提出を求めるなど厳しい制限の中で3586人が集まり、「絶対に勝ち試合を見せたい」と上田は約束。応援を力に、公式戦4戦ぶりの一発が口火となった。
公式戦の連敗を3で止め、次節は22日、再びホームに首位川崎Fを迎える。エースは言う。「僕らは上位を目指している。自分たちで気持ちを出し、観客の皆さんと戦えれば勝てる」。今季リーグ戦は残り9試合。強力な“援軍”とともに、巻き返しを図る。
◆鹿島が本拠地1カ月ぶりの有観客試合で3発快勝!エースFW上田が決勝弾(スポニチ)