J1鹿島のDF安西幸輝(26)が、気持ちを新たにした。チームは30日、次節10月2日のホーム横浜FC戦に向けて鹿嶋市内で調整。あす1日にクラブ創設30周年を迎え「30周年の節目にタイトルを取らないといけない。リーグ戦は残り7試合だが、全部勝つ気持ちではなく、全部勝つつもりで行きたい」と意気込んだ。
今夏にポルトガル1部ポルティモネンセから復帰。「入った当初はチームの雰囲気が分からず、まずはチームに溶け込むことを大事にしてきた」と振り返るが、直近4試合は左サイドバックとして先発出場するなど、加入後即定位置をつかんだ。「こっちでは日本語が使える。どんどんしゃべって、僕の良さも分かってもらえてきたかな」。海外仕込みの対応力が生きている。
リーグ戦は残り7試合で、ACL圏の3位名古屋とは勝ち点4差。上位との対戦は11月の浦和戦のみで、1試合も落とせない試合が続く。現在DFブエノ、犬飼が負傷離脱中とあり、最終ラインとして安西にかかる期待は大きい。「リーグ戦も諦めてはいないが、まずはACL圏内に入って、天皇杯ではタイトルを取るためにやっていきたい」。背番号2が、鹿島の意地をピッチで体現する。
◆鹿島・安西、意地みせる 10月1日にクラブ創設30周年「節目にタイトル取らないと」(スポニチ)