<明治安田生命J1:鹿島1-2横浜FC>◇第31節◇2日◇カシマ
鹿島アントラーズはクラブ創設30周年記念試合で最下位の横浜FCに1-2で敗れた。緊急事態宣言が明け、スタジアムには7208人の観客が駆けつけたが、記念試合を勝利で飾ることはできなかった。前半にセットプレーから2失点。相馬直樹監督(50)は後半頭からMF松村、土居を投入し反撃に転じたが、あと1歩及ばなかった。相馬監督の一問一答は以下の通り。
-総括
相馬監督 たくさんのサポーターの皆さんが集まってくださった中で戦うことができました。ただ、30周年の節目のゲームでしたが、勝ちを一緒に喜ぶことができず、非常に申し訳ないなと。ただ、最後まで我々と一緒に戦ってくれたことに感謝したいと思います。ゲームは、立ち上がりの入りが非常に正直悪かった。結局、そこからリズムがつかめないままリスタートでとられ、追いかける展開になって、余計に悪い状況になってしまいました。後半の頭、人をかえた部分を含めて、すぐに1点を取ることができたが、押し込む時間をつくりながらも最終的に追いつくこと、ひっくり返すことを狙っていたができなかった。まず、目を向けなければいけないのは、立ち上がりのゲームに対してどういう入りをするか。入っていくか。そこのところで非常に僕が足りなかったと思っています。残り少なくなっていますが、どの試合も大事な1試合だが、このようなことが2度とないようにしたいなと思っています。
-立ち上がり悪かった要因は
相馬監督 ある程度、横浜FCさんが前から来ることは想定していた。それに対して、受けない話を含めてしていたが、結果で言えば受けるスタートになってしまった。どちらが前に足が出てるかと言えば、横浜FCさんの方が出ている状態。我々のゲームでは決してない。受けるようなゲームをする、正直、今のスタジアムのピッチコンディションであれば、受けるよりも自分たちからアグレッシブに行く方が有利な状況だったと思う。相手にそれを許してしまい、我々は結果的に受ける形になった。そこはどこかで少し、きれいにうまくやりたいというのが働いたのか。トレーニングの中では非常にいいトレーニングが今週積めていた。どこか逆に、トレーニングが良かったことで満足してしまう部分が出てしまったのか。それは、言ったら僕自身にそういうものがあって、選手に伝わってしまったのか。もう1度そこを含めて見直さないといけないと思っています。
-ハーフタイムに2人替えて後半良かった。その要因は
相馬監督 少し、もっとしっかり見ないといけないと思っているが、なかなか、立ち上がりの所で2人かわった部分含めて、当然、人がかわれば攻撃の部分で変わってくるところはあったと思う。少し、同じような時間帯はつくれたが、最終的には慣れてしまわれ、そこから先、追いつき追い越すパワーを出し切れなかったと正直なところです。ただ、細かいところはもう少し見てみないと、というところです。
◆鹿島相馬監督「立ち上がりの入りが非常に悪かった」/一問一答(ニッカン)