7.30 J1第23節 横浜FM 2-0 鹿島 日産ス]
首位の横浜F・マリノス戦で今季J1リーグ初先発の大役を担った鹿島アントラーズMF舩橋佑だったが、満足のいくパフォーマンスは見せられなかったようだ。自身は0-2で迎えた後半19分に途中交代し、チームもそのまま敗戦。「悔しいゲームだったのが率直な感想。その一言」と振り返った。
鹿島ユースから昇格2年目の舩橋は6月18日の京都戦で今季J1初出場を果たすと、7月以降は着実に出番を獲得。過去2試合では34分間、10分間とプレータイムを与えられていた。さらにこの日、横浜FMとのアウェーゲームで先発に抜擢。相手が強度の高いプレッシャーをかけてくる中、相手の勢いを折るようなボールの動かし方やミドルシュートで一定の存在感を放っていた。
それでも舩橋は「インテンシティのところが足りない。チームの中心として、ボランチとして出る以上、もっとチームから信頼されないといけない」と課題を指摘。「存在感は全く出せなかったし、いい場面は全く出せなかった。日頃の練習から取り組んでいくしかない」と前を向いていた。
とはいえまだ初先発の舞台。この経験を次につなげたい構えだが、「若いからというのはもう関係ない」ときっぱり。舩橋は「試合に出る以上は勝たないといけないし、アントラーズの選手である以上はやっぱりタイトルを目指さないといけないということがよりわかっている存在だと思っている。試合に出て勝てる選手になれるよう、また練習からやっていきたい」とレベルアップを誓った。
(取材・文 竹内達也)
◆今季J1初先発の鹿島MF舩橋佑「もっとチームから信頼されないといけない」(ゲキサカ)