J2ベガルタ仙台のMF遠藤康(34)が主催する「第1回 YASU CAMP」が3日、ユアテックスタジアム仙台で開催された。今季リーグ戦のホームゲーム21試合で「YASUシート」を設けて地元の子どもたちを招待し、その中から再度募集をかけ、園児から高校生まで約100人が参加。子どもたちと触れ合った遠藤は「サッカーは楽しいよね、というのを一番最初に伝えたかった。(第1回の出来に)100点満点」と笑顔を見せた。
イベントにはGK小畑裕馬(21)と元仙台でタイ3部バンコクFCに所属する大久保剛志(36)も参加。「夢教室」ではプロになるまでの過程を説明し、周りの人への感謝の気持ちなどを伝え、練習ではシュートを主に実践。遠藤に「教えることがないくらいうまい」とべた褒めされた鈴木里依南(りいな)ちゃん(小2)は「強いシュートや蹴る瞬間のことが勉強になりました」と充実した表情を見せた。
「経験したことを一人でも多くの人に還元したい」と地元・仙台に帰ってきた遠藤。「宮城から世界を目指せる選手が一人でも多く出てくれたら」と思いを込め、子どもたちの未来のためにイベントを継続していく。
(山崎 賢人)
◆ベガルタ仙台MF遠藤康「宮城から世界目指せる選手を」…◆第1回「YASU CAMP」で地元子供たちと交流(報知)