4戦連続無失点で4連勝と波に乗り5位浮上の鹿島アントラーズは、14日に「Jリーグ30周年記念」として国立競技場で3位名古屋グランパスと対戦する。
鹿島の岩政大樹監督(41)が13日、取材に応じ、30年前の開幕と同じカードで3位と5位の上位対決となる巡り合わせに記念試合の意義を強調した。
開幕した30年前は、岩政監督は小学生。山口県の瀬戸内海の島でサッカーに打ち込んでいた。「最もサッカー少年として打ち込んで勝負が少しずつ入ってくる時期」。そこにJリーグが開幕した。ジーコ氏を見ながら鹿島に憧れた。当時はJリーガーになること、指導者になることは描いてはいなかったという。それだけに「俯瞰(ふかん)して考えると、不思議な気持ちになりますね」と話した。
今節は、30年前の開幕節と同じカードで、互いに優勝戦線に食い込むための大事な一戦での巡り合わせ。「すごく意義深い試合」と位置付けている。現場の監督としては、記念試合でも「目の前の一戦に勝つ」という意味では変わらない。
4月は4連敗を喫したが、そこからチームのベースと各選手の役割を明確にし、無失点での4連勝。指揮官は「このクラブがタイトル取れてない中で、新しい時代の勝ち方を身に付けないといけない。何ができるか信念を持って取り組んでいる」と自身の信条を口にする。「サポーターは勝たないと満足しない。これがこのクラブの使命」とし「何を加えればチャンピオンチームにふさわしいかを準備してきた。アップデートした姿をお見せし、右肩上がりでチームを進めていくことを示したい」と意欲を見せた。
◆【鹿島】4連勝で5位浮上の岩政監督「右肩上がりで進む姿を見せたい」14日に3位名古屋戦(ニッカン)
#岩政大樹 監督『何を加えればチャンピオンチームにふさわしいかを準備してきた。アップデートした姿をお見せし、右肩上がりでチームを進めていくことを示したい』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 13, 2023
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