<明治安田生命J1:浦和2-1広島>◇第11節◇31日◇埼玉ス
浦和レッズは、MF伊藤敦樹(24)の1得点1アシストでサンフレッチェ広島に逆転勝ちし、上位戦線に食い込んだ。
エースFW興梠慎三(36)は0-1の後半22分からピッチに入り、攻撃にリズムと迫力をもたらした。チームは後半27分、後半ロスタイムに得点し、劇的な逆転勝利。興梠は「相手の強度が落ちたのもありますが、ロングボールが減って、なるべくスペースでもらうように心掛けた。そこにうまく入ってきたのかなと」と振り返った。ただ、内容に関しては厳しく「運良く勝てているのはそんなに長続きしない。内容求めていかないと優勝にはたどり着かないと思う。攻撃があまりうまくいってないのは、後ろのビルドアップがうまくいってないから。もうちょっとこだわっていきたい」と課題を掲げた。
4日には古巣の鹿島アントラーズとの上位対決が控える。鹿島も内容が悪くても勝負強さで勝ち点を積み上げる「常勝チーム」だ。興梠も、鹿島の勝負強さは肌で知っている。鹿島の指揮官は岩政大樹監督。鹿島でともに戦い、浦和に移籍後は対戦相手のセンターバックとして対峙(たいじ)した。「仲間で一緒に戦って、選手で対戦して、次は監督と選手の立場で。岩政さんが喜んでいる姿は見たくないです」。岩政監督は、チームが得点すると、コーチングエリアで喜びを爆発させるリアクションがトレードマークになっている。興梠は「選手の時からあんな感じだったので、あれは埼スタでやられないように頑張りたい」と笑わせた。
◆【浦和】興梠慎三、次節の鹿島との上位対決に「岩政さんが喜ぶリアクションをやられないように」(ニッカン)
『(喜びを爆発させるリアクションがトレードマークになっている岩政監督は)選手の時からあんな感じだったので、あれは埼スタでやられないように頑張りたい』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 31, 2023
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