サッカーJ1、鹿島アントラーズが30日、新たなホームスタジアムについて茨城県鹿嶋市内での建設の検討を進めると発表したことについて、茨城県の大井川知事は、31日、「一定の方向が示され、前向きに受け止めている」と述べました。
鹿島アントラーズは、本拠地としている県立カシマサッカースタジアムが老朽化しているなどとして、新たなスタジアムの建設に向けた計画を発表し、地元の自治体とも協議を行い、30日、鹿嶋市内での建設の検討を進めると発表しました。
これについて、大井川知事は、31日の記者会見で、「一定の方向が示されたことについては非常に前向きに受け止めている。民間の創意工夫を盛り込んだ魅力あるスタジアムができることを期待したい。新スタジアムの計画を検討するなかで、アントラーズを中心とした地域振興策も盛り込まれてくると期待している」と述べました。
また、県としての今後の関わり方については、「スタジアム建設そのものではないが、広域的な渋滞対策など県として貢献できることがあるはずで、今後、協議して決めていく」とし、現在の県立のスタジアムについては、「今後どうするかまだ決まっていないが、解体するのか、残して利用するのかなどを協議していきたい」と述べました。
一方、鹿島アントラーズのホームタウンの1つとなっている神栖市の石田進市長は、31日開かれた定例記者会見で新たなスタジアムについて、「鹿嶋市にとって、切望していると思っていたので、落ち着くところに落ち着いたなと考えている」と述べました。
そのうえで、今後について「アントラーズも小泉社長をはじめ、鹿行5市とのかかわりを非常に大事にしてくれている。新たなスタジアムの建設だけではなく、鹿行地域の可能性に向けて次の時代へ向け連携がとれればありがたいと思っている」と述べました。
◆アントラーズ新スタジアム 知事“前向きに受け止めている”(NHK)
大井川知事『民間の創意工夫を盛り込んだ魅力あるスタジアムができることを期待したい。新スタジアムの計画を検討するなかで、アントラーズを中心とした地域振興策も盛り込まれてくると期待している』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 31, 2023
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