スイス1部の古豪セルベトが、今夏の獲得に向けて鹿島のDF常本佳吾(24)に正式オファーを出していることが9日までに分かった。
ジュネーブに本拠地を置くセルベトは、タイトルこそスイス杯を制した00~01シーズンから遠ざかっているものの、リーグ優勝17回を誇る古豪。昨季はリーグ2位に入り、欧州CL予選2回戦からの出場権を獲得した。今季からは昨年途中まで鹿島を指揮したレネ・ヴァイラー監督(49)が就任。関係者によれば、鹿島史上初の欧州人監督となった新指揮官が、常本の実力を高く評価し、クラブに獲得リクエストを出したという。
センターバック出身の常本は、対人の強さと運動量が売りの右サイドバック。プロ1年目の21年には、川崎F戦で三笘(ブライトン)を封じ込めたことでも知られている。元々海外志向は強いようで、伸び盛りの24歳DFの決断に注目が集まる。
◇常本 佳吾(つねもと・けいご)1998年(平10)10月21日生まれ、神奈川県相模原市出身の24歳。横浜の下部組織出身で、ケガの影響もありトップ昇格できず17年に明大進学。20年11月に特別指定選手として鹿島でJ1デビュー。21年に鹿島入りし、同年リーグ戦26試合2得点、昨季は28試合、今季はここまで16試合に出場。日本代表はU―15世代で4試合に出場。1メートル74、68キロ。利き足は右。
◆鹿島・常本 スイス1部の古豪セルベトから正式オファー 対人の強さと運動量が売りの24歳DF(スポニチ)