◆明治安田生命J1リーグ▽第20節 広島1―1鹿島(8日・エディオンスタジアム広島)
体調不良者が続出し、スキッベ監督、3バックの主力全員欠場した広島相手にドローに終わった。立ち上がり早々、樋口雄太のFKを関川郁万がヘディングで押し込み、先制。だが、その後は広島のカウンターを受ける形が増え、後半10分にカウンターから追いつかれた。岩政大樹監督は「悔しいですし、勝ちたかった。なかなか勝ち点3を取れない状況が続いているので、苦しい結果」と低いトーンで試合を振り返った。
展開のあやと罠があった。リードされた広島は前線が下がらず、鹿島は2点目を決めに行った。だが、雨の影響もあり、パスがズレ、相手に止められると、前線に3枚残る広島攻撃陣へボールが渡った。同監督は「1―0の時間帯ですね。攻めきる判断がどうだったのか。仕掛ける判断の割合ですね。(ボールを前線に)つけられてカウンター(を受ける形)が前半から多かった。ハーフタイムに共有したが、カウンターの流れで失点してしまった。これから分析したい」と話した。
◆鹿島 メンバー落ちの広島に痛恨ドロー 岩政大樹監督「仕掛ける割合がどうだったのか」(報知)