サッカーJ1鹿島が昨季までスペイン2部レガネスでプレーした元日本代表MF柴崎岳(31)に対し、獲得の正式オファーを出したことが17日、分かった。7シーズンぶりの国内タイトル獲得を目指す今季はJ1第21節を終え、6位。ルヴァン杯も残されており、攻撃の質を高められる柴崎に注目した。交渉がまとまれば、2016年以来の復帰となる。
柴崎は11年に青森山田高から鹿島入りし、在籍6年で5つのタイトル獲得に貢献した。16年シーズン後、スペイン2部テネリフェに移籍。スペインの4クラブでプレーした。18年ロシア、22年カタールW杯でメンバー入りするなど日本を代表するボランチ。昨年のカタールW杯後は森保ジャパンから遠ざっているが、国内屈指のゲームメーカーだ。
鹿島は近年、移籍市場が開くたびに、コンタクトを取ったが、スペインでのプレーを強く望んだ柴崎と、具体的な話に発展することはなかった。今回はレガネスと契約が切れるタイミング。獲得には移籍金がかからない。プロ入り後、古巣から受けたサポートに感謝する柴崎との間で、これまでとは異なる状況が生まれている。
青森山田高時代の恩師、黒田剛監督(53)が率いるJ2町田も獲得オファーを出したという。鹿島か、町田か、スペインでのプレー継続か。柴崎の決断に注目が集まる。
◆柴崎 岳(しばさき・がく)1992年5月28日、青森・野辺地町生まれ。31歳。青森山田高から2011年に鹿島入団。17年1月にスペイン2部テネリフェへ移籍。ヘタフェ、デポルティボと渡り、20年からレガネスに所属。18年ロシアW杯、22年カタールW杯メンバー。国際Aマッチ通算60試合3得点。175センチ、70キロ。利き足は右。妻は女優の真野恵里菜。
◆柴崎岳に鹿島が獲得正式オファー 青森山田の恩師・黒田剛監督率いるJ2町田もラブコールで争奪戦(報知)
『タイトル獲得を目指す今季はJ1第21節を終え6位。ルヴァン杯も残されており、攻撃の質を高められる柴崎に注目した。交渉がまとまれば、2016年以来の復帰となる』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) July 17, 2023
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