[8.27 エール・ディビジ第3節 フェイエノールト 6-1 アルメレ]
フェイエノールトのFW上田綺世は27日、エール・ディビジ第3節アルメレ・シティ戦で後半26分からピッチに立ち、加入後3試合連続で出場機会を掴んだ。後半アディショナルタイムに訪れた1対1の決定機はGKに阻まれたが、チームメートとの連係には手応えを重ねているようだ。
上田はこの日、5-0で迎えた後半26分からの出場。大量リードでも「自分はアピールしなきゃいけない部分もあるので特に変わらない」とピッチに立ち、後半アディショナルタイム3分に決定機を呼び込んだ。
中盤でボールを持ち運んだMFクエンティン・ティンバーに対し、ファーに流れる動きで最終ラインを打開すると、絶妙なタイミングでスルーパスに反応。シュートはGKノルディン・バッカーに阻まれたが、持ち味が発揮されたワンシーンだった。
6-1で勝利した試合後、上田は「決めたかったですけど、少しずつああいうシーンを作れているんじゃないかなと思う」とコメント。加入初戦の開幕節シッタート戦で14分間、第2節スパルタ・ロッテルダム戦で24分間と着実に出場時間を伸ばす中、「求められてることに対して、自分がどう表現するかっていうのが、何となくでできるというか見えてきたんじゃないかなと思う」と手応えを口にしている。
またスタートポジションは4-2-3-1のトップ下のような立ち位置を取ることが多いが、「まずは(試合に)出ること。出た中で自分らしさというのは出せる」ときっぱり。「今日はどちらかというと2トップ2シャドーみたいな感じだったけど、それでも自分の仕事は一緒。タイミング見て最後みたいなシーンも作れるし、ある程度自由にできる部分もあるのかなと思う」と前向きに語った。