「勝って、しっかり締めたい。チーム全員で“男”を見せたい」
[J1 25節] 鹿島 – 新潟/2023年8月26日18:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズの植田直通が8月24日、2日後のホームでのアルビレックス新潟戦に向けて抱負を語った。
カシマスタジアムではリーグ2連勝中。5月14日の名古屋グランパス戦からホームでは無敗が続いている。新潟とは今季ルヴァンカップを合わせて公式戦3試合対戦し、2勝1敗。4月のアウェーでのリーグ戦は鈴木優磨と垣田裕暉のゴールで、2-0の勝利を収めている。
それだけに植田は、後半戦の今後への試金石になる一戦にしたいと考える。
「今年は新潟と対戦する機会が多くあり、お互いのやり方はよく分かっています。後半戦に入ったなか、どれだけ成長しているのかを新潟相手に見せるいい機会。(今季ここまで)変わってきた姿を、ファン・サポーターの皆さんに見せたいです。新潟はボールをつないでくるはずですが、自分たちからプレスをかけることを意識し、主体となってボールを狩りにいければと思います」
特にチームとしてボールを奪い切る守備の「使い分け」ができつつあるとも手応えを得る。
「(ブロックを敷いて戦うことに加え)高いラインを保ちながらもボールを奪い切る守備に取り組み、それができるようになってきています。試合の展開によって使い分けができていて、それが強みになっています」
また、この新潟戦は特別企画『真夏にたぎる、男祭り』として開催される。
「もちろん盛り上げたい気持ちはありますが、勝たなければなんの意味もありません。そこが大前提にあり、それだけに集中します。プラス・イベントとして、『男祭り』としてプロレス界と交流や関わりを持てたのはとても嬉しかったです。あとは勝てば、『男祭り』もしっかり締まります。チーム全員で“男”を見せたいです」
また、植田はこのイベントで、新日本プロレスの内藤哲也と対談。実際にプロレスも観戦した。
「あそこまでのスター性はなかなか出せるものではないと、生で観て思いました。試合自体もかなりタフでしたが、そのなかで、あれだけ観客の皆さんを惹きつける能力はすごいものだと感じました。自分たち鹿島は勝利を求められているクラブです。そのなかで、(人を惹きつけるためには)サッカーを楽しむことも大事なのかなと思ったりもしました。自分がお客さんに楽しんでもらえるプレーを見せたいですし、そういったところは学べました」
では、内藤のパフォーマンスを取り入れたゴールパフォーマンスも? という問いには、植田は「何も考えていません、はい」と一言答えた。あくまでも鹿島の勝利のために闘う――。そのなかで一体何ができるのか、間もなく29歳になる植田も思案している。
◆【鹿島】新日本プロレスと共闘『男祭り』の新潟戦、植田直通「主体となってボールを狩りにいく」(サカノワ)