<明治安田生命J1:鹿島2-0新潟>◇第25節◇26日◇カシマスタジアム
鹿島アントラーズは、FW垣田裕暉(26)、鈴木優磨(27)の2トップのアベック弾で新潟を下した。上位陣が勝ち点を伸ばせない中、首位横浜F・マリノスとの勝ち点差を8とした。
この一戦は「真夏にたぎる、男祭り」と銘打たれ、試合前には「夏男」の異名を持つ“黒のカリスマ”蝶野正洋(59)が来場し気合を注入。「男祭り」のメインビジュアルを務めたDF植田直通は新日本プロレスの内藤哲也と対談企画も行っていた。
植田は1-0で迎えた前半30分、FW鈴木の追加点が決まると、鈴木とともに、内藤の決めポーズをゴールパフォーマンスとして披露。本職の守備でも後半押し込まれながらも無失点で抑え、役割を全うした。
「男祭り」を白星で飾った植田は「(鈴木)優磨と、誰かが決めたらやろうと言っていた。コラボしていたし、そのリスペクトもこめてやらせていただきました」と振り返った。
首位の横浜が敗れ、勝ち点差が8に縮まったが、「気にしていない。自分たちが勝てば、(上位は)プレッシャーになると思う」と冷静。17年は首位に立ちながらも、最終節で川崎フロンターレに逆転され優勝を逃した経験がある。「(順位が)下にいることの強みを出していければ。追われる側はかなりつらいことは、自分たちは分かっている」。目の前の一戦で勝ち点3を積み上げることに集中する。
◆【鹿島】植田直通「男祭り」に花添える無失点、FW鈴木の得点では対談した内藤哲也の決めポーズ(ニッカン)