選手、指導者として鹿島でJ1制覇の経験を持ち、現在はタイ代表のテクニカルディレクターを務めている石井正忠氏(56)が、同国代表監督に就任することが21日までに分かった。関係者によれば、一両日中にも正式発表されるという。
出場枠拡大によりW杯初出場を目標に掲げるタイ代表は、16日の26年W杯アジア2次予選初戦でライバルの中国にホームで1―2の敗戦。これを受け同国協会はブラジル出身のペルキング監督(47)を更迭し、今年8月から現職に就いていた石井氏を後任に指名した。
石井氏はJリーグ創設の93年から鹿島でプレーし、96年にはリーグ優勝を経験。98年の引退後は指導者の道に進み、鹿島のトップ指揮官に就任した15年にJ1制覇。20年からタイに新天地を求め、昨年はタイ1部ブリラムでリーグ優勝。同リーグで日本人初の優勝監督となった。
日本人のタイ男子代表監督就任は19~21年の西野朗氏(68)以来、2人目。来年1月1日には国立競技場で日本代表との対戦が決定しており、アジア杯を前に森保ジャパンVS石井タイランドの直接対決が実現することになる。
◇石井 正忠(いしい・まさただ)1967年(昭42)2月1日生まれ、千葉県出身の56歳。順大、NTT関東(現J2大宮)と進み、91年に住友金属工業(現鹿島)入り。そのまま鹿島でJリーグ開幕を迎え、93年第1ステージ制覇などに貢献。98年に福岡で引退後は、鹿島ユースでコーチ、監督を務め、15年7月にトップチームの監督に昇格。17年11月からは大宮、20年からタイ1部サムットプラカン・シティーを指揮し、昨年は同1部ブリラムでリーグ優勝を果たした。
◆石井正忠氏 タイ代表監督就任へ 日本人では西野氏以来2人目 選手、指導者として鹿島でJ1制覇(スポニチ)
「来年1月1日には国立競技場で日本代表との対戦が決定しており、アジア杯を前に森保ジャパンVS石井タイランドの直接対決が実現することになる」
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) November 21, 2023
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