「関係は良好です。自分は感情的な人間で、監督も同じです。こうした状況にあるので、もっとより良くしたいという意味で、苦しみながらも感情的になっています。監督は自分に対し、もっとできると求めてくれているので、その意味で、監督から感情的になることもあります。スポーツをするなかで、良好な関係は築けています」
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◆【鹿島】チャヴリッチが神戸戦へ「チーム力が高まっている。いい勝負ができる」。ポポヴィッチ監督との”関係性”にも言及(サカノワ)
鈴木優磨出場停止で爆発に期待、「ベストを尽くしたい」。
[J1 21節] 神戸 – 鹿島/2024年6月30日19:00/ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ鹿島アントラーズのスロバキア代表FWアレクサンダル チャヴリッチ(Aleksandar CAVRIC)が6月28日、オンラインの取材に応じて、2日後の昨シーズン王者ヴィッセル神戸とのアウェーゲームに向けて抱負を語った。
この重要な一戦、エースの鈴木優磨が出場停止になる。ただ、ここで今季のチームを牽引してきたチャッキーに先発の期待が懸かり、「鈴木選手がチームにとってどれだけ大事な存在かは、これまで証明してきました。自分もベストを尽くしたいです」と気合いを入れる。
チームは11試合負けなしで、首位のFC町田ゼルビアと2ポイント差。ただ、ここ3試合はドローが続く。その理由を問われると……「自分が(先発で)出なかったからかもしれないですね」と笑って、次のように続けた。
「11試合負けていないのは、チームとして、いい方向に向かっていけているから。3試合引き分けが続いていますが、いい準備をして試合はできているので、OKなのではないかと思います」
また、アウェーでの 浦和レッズ戦では、タッチラインを挟んで、試合終盤、単独突破を仕掛けてボールを奪われ、ランコ・ポポヴィッチ監督から激高される場面もあった。ただ、そのようなダイナミックなプレーから劣勢を打開したり、ゴールをもたらしてきたりしたのもまたチャヴリッチである。監督との関係性を問われると、次のように答えた。
「関係は良好です。自分は感情的な人間で、監督も同じです。こうした状況にあるので、もっとより良くしたいという意味で、苦しみながらも感情的になっています。監督は自分に対し、もっとできると求めてくれているので、その意味で、監督から感情的になることもあります。スポーツをするなかで、良好な関係は築けています」
そのようにピッチ上での課題は、ピッチ上で理解し解決し合えているということだった。
そして4ポイント差の4位につける神戸との一戦。チャッキーは楽しみにしていた。
「前半戦は勝てたとはいえ(〇1-0)厳しい試合でしたし、苦しい試合になると覚悟しています。どの試合も勝点3を狙いに行きますし、チーム内で共通理解はできています。それを体現できれば、結果はついてくると思っています」
「神戸は去年優勝したことを証明するサッカーを続けていますし、個々のレベルの高い選手が揃っています。鹿島としては、チーム力が今高まっているのは間違いなく、いい勝負ができると思っています」
チャヴリッチが先発する場合、そのアタッカーとしての本能的な能力を最大限に生かすため、どういったケースで”自由”を与え、気持ちよく大胆にプレーできるかがポイントになってきそうだ。この対戦のキーマンになることは間違いない。